近頃何やら騒がしい。
噂好きの友人に聞くと、嬉々としてその理由を語った。
「テレビの取材が来るんだって! もしかしたら私たちも取材されちゃうかも!」
そういえば近所の店が『○○日は取材のため――』という張り紙をしていたことを思い出す。
「どうしよう。全国に私の姿が流れて、スカウトとか来ちゃったらどうしよー!」
困っちゃう、と言いながらまんざらでもない顔をする友人。
そんなことは恐らくないであろうが、テレビに映るかもという期待を抱く者は多いかもしれない。
何度もテレビの取材が来たことのある寝子島だが、何せ今度の取材はゴールデンタイムのあの番組だ。
人気番組というだけあって、浮かれ気分になるのもしょうがないかもしれない。
平和な取材が行えるといいが、ともうすぐ来るであろう取材スタッフに想いを馳せたのだった。
初めまして、マルモロと申します。
不束者ですが楽しいお話を書けるように頑張りたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
今回のお話はそのままズバリ、テレビ取材のお話です。
ディレクターの二見(ふたみ)、カメラマンの竺原(じくはら)が寝子島に取材で訪れます。
番組の趣旨としては、「地元の人しかしらない隠れ名店探し」です。
二見は目が合うとぐいぐい話を聞こうとしていますので、おそらく逃げられません。
(逃げようとチャレンジしていただくのも結構です)
また、しつこく取材されるので、最終的には取材されると思われます。
そのつもりでよろしくお願いします。
そのため取材を快く受ける、受けないに関わらず、
・自分のおススメのお店(施設でも可)
・そのお店の好きな商品、または好きなポイント(店員さんや店の雰囲気)
をご記載ください。
果たして番組はオンエアされるのか、それはみなさんの手にかかっているかも?
どんな番組ができるのか、楽しみにしております。
◆二見亜美(26)
面白い画を取れないと次の仕事はないかも……、とテンパり気味。
本人曰く「笑顔と元気が取り柄です!」
◆竺原 正(24)
二見のテンパり具合が面白いのであえて何も言わない。
本人曰く「何が起こってもカメラは回し続けるんで」