「……というわけでありまして、特徴的なこの寝子島武士の由来については謎の部分が多いのであります」
淡々とした口調で、ぱりっとしたスーツを着ている初老の男性教授が黒板にメモを取る。
この男性の名前は神谷敏郎、この木天蓼大学で普段は文学を教えているが、本日は大教室での一般教養である。
囁き声が飛び交う教室の中、
市橋 奏楽は眠そうに授業を聞いている。
いつの間にか、脳内では知っている音楽が飛び交っている状況になっており、だんだんと教授の声が心地よく聞こえてくる。
(多分、興味がある人には面白いだろうな)
そんなことを考えつつ、なんとか板書を写していく。
一方、
四方堂 真矢は真面目に授業を受けていた。
教授の発言や、板書をノートにまとめていく。
興味がある内容とは言いがたいが、この教授は突然、小テストを実施し、その結果を出席にする傾向があるのだ。
そして、その小テストの結果によっては前期後期のテストが免除されて、単位がもらえるという。ある意味他の専門の授業の合間に取るには良い授業なのだ。
ある意味、真矢にとっては、趣味の時間の確保にもつながるので、真面目に受けないという選択肢は無い。
(……なるほど、まとめると、異常とも言える情熱を持ってここの武士たちは生き残ろうとしたのね。それに、そう言った物を書き記す教養もあった、と)
手早くまとめると、ノートに書き写す。
講義が一区切りついたら、教授が一つ、咳をした。
その瞬間、教室の空気がやや緊張する……。
「では、本日の出席をとります。本日のテーマは……」
そう言って、教授が今までの板書をざっくりと消し、テーマのみを書き記す。
そうして、小論文用紙の小テストが配られるのであった……。
大学の基礎教養って教授によってだいぶ違いますよね
というわけで、今回は普通の講義風景をのんびり書きます
*時間帯について
ちょうどお昼前の二限目です
10:50~12:20くらいになります
*設定 神谷 敏郎
専門:文学の江戸末期から昭和中期を中心とした文学の勃興について
岐阜出身の55歳で、いつもぱりっとしたスーツを着ている男性
授業をするときは淡々とした口調で ~であります ~でありまして
という口調と、丁寧語を併用する
年に何回か、山に登るのが趣味
*教室について
場所は木天蓼キャンパス
200人ほどが収容できる大教室
大きな黒板が一つある
先生の講義する部分は階段二つ分ほど高い
机は固定式の長机で、イスも同じく固定式である
【 黒板 】
――――― 通路 ―――――― 通路 ―――――
――――― 通路 ―――――― 通路 ―――――
というように―の部分が机である。
これが何列にも渡って続いている。
机は左側と右側がやや斜めになっている
*小テストについて
大学生なので出しても出さなくても問題ないですが
出さなかった場合、出席とは見なされません
テスト用紙は、左上が穴開けパンチで穴が開けてあります
小論文のテーマは【寝子島独特の文化・風習について】
というテーマです
*出来ること
単純に、授業風景の大学バージョンといってたところです
真面目にやるもよし、悩むもよし
また、小論文に色々書いて見るもよし
(もしかしたら……今後の寝子島書房関連の参考になる可能性あり)
大学のゆる~い感じを楽しんでください
なお、教授に話しかけるのも問題ありませんが
一応授業なので、雑談などでは却下する可能性もあります
*大学生以外の方について
大人である場合、聴講という方法がありますが
大教室なので紛れ込んでいても大丈夫かもしれません
(知り合いがいる、など)
自然な理由で紛れ込んでください
高校生についてはこの時間帯は授業なので描写はしません
参加したとしてもリアクションに描写されることはありません
*そのほか
大学の図書館など希望があれば描写します
その場合は【大学図書館】希望といったように
必ずアクションのどこかに明記してください
学食や、構内の一箇所なども歓迎です