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- 00月00日生 00歳
- AAA000000
秋風ボートレース！
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「大りょう丸」
と、でっかく書かれたボートが疾走する。
秋の海は青く、黒ずんでいる。白い波が跳ね、航跡が銀色に染まる。
昼食の準備にとりかかった鴎が旋回を始めたが、ボートは毅然と水平線に顔を向ける。
船首で腕組みをし、彼方を眺めるのは一人の少女。
だが、その正体は知れない。
なぜなら、少女は顔を得体の知れないマスクで覆っていたからだ。
スカーフを潮風に靡かせ、少女は腕組みをしたまま、微動だにしない。
「私は、海の女。ドラゴン・レディー……」
マスクでは覆いきれぬ、頭部に突き出た髪が、避雷針の様に風を切る。
謎の女、ドラゴン・レディー。
彼女がこの寝子島近海で、原動機付ボートの練習に励んでいるのには、理由があった。
「プカプカマシン船レース！」
突如町中に掲示されたその告知に、皆がどよめいた。
「寝子島一周のボートレース！
オリジナルのボートで、レースに参加しよう！」
観光用に使用していたボートが老朽化したため、思い切って一気にリニューアルするらしい。
そのため、使わなくなったボートを自由に改造して、ついでにレースしちゃえ！ というお茶目な試みらしい。
レース後には、ちょっとしたお祭りも用意しているらしい。
『彼女』は、即座に参加を決めた。
どんなスタイルで出ようかな？
みんな誘って、わっしょいわっしょいボートを漕ごうかな？
だが……と『彼女』は考える。
「一人でボートレースに挑むのも、かっこいいかも……」
ボートの中に転がる、一冊のマンガ。
『ドラゴン・レディーＺ』。
マスクに顔を隠した女海賊、ドラゴン・レディー。彼女がたった一人で非情に悪を狩る冒険活劇だ。ちょっとマイナーだ。
マスク（東急ニャンズで９８０円）の下で、彼女は目を細めた。
「私は海の女。寄せては返す波……人生と同じね」
非情に呟く彼女に、ざぶーんと高波が押し寄せてきた。
「うわーっ！！」
足元をすくわれ、舳先にぷらんとぶらさがるドラゴン・レディー。
目ざとい鴎が「面白そうな遊び道具」と思ったのか、ドラゴン・レディーにばさばさまとわりつく。
「ぎゃーっ！！」
さあ、ドラゴン・レディーの明日はどっちだ！
と、でっかく書かれたボートが疾走する。
秋の海は青く、黒ずんでいる。白い波が跳ね、航跡が銀色に染まる。
昼食の準備にとりかかった鴎が旋回を始めたが、ボートは毅然と水平線に顔を向ける。
船首で腕組みをし、彼方を眺めるのは一人の少女。
だが、その正体は知れない。
なぜなら、少女は顔を得体の知れないマスクで覆っていたからだ。
スカーフを潮風に靡かせ、少女は腕組みをしたまま、微動だにしない。
「私は、海の女。ドラゴン・レディー……」
マスクでは覆いきれぬ、頭部に突き出た髪が、避雷針の様に風を切る。
謎の女、ドラゴン・レディー。
彼女がこの寝子島近海で、原動機付ボートの練習に励んでいるのには、理由があった。
「プカプカマシン船レース！」
突如町中に掲示されたその告知に、皆がどよめいた。
「寝子島一周のボートレース！
オリジナルのボートで、レースに参加しよう！」
観光用に使用していたボートが老朽化したため、思い切って一気にリニューアルするらしい。
そのため、使わなくなったボートを自由に改造して、ついでにレースしちゃえ！ というお茶目な試みらしい。
レース後には、ちょっとしたお祭りも用意しているらしい。
『彼女』は、即座に参加を決めた。
どんなスタイルで出ようかな？
みんな誘って、わっしょいわっしょいボートを漕ごうかな？
だが……と『彼女』は考える。
「一人でボートレースに挑むのも、かっこいいかも……」
ボートの中に転がる、一冊のマンガ。
『ドラゴン・レディーＺ』。
マスクに顔を隠した女海賊、ドラゴン・レディー。彼女がたった一人で非情に悪を狩る冒険活劇だ。ちょっとマイナーだ。
マスク（東急ニャンズで９８０円）の下で、彼女は目を細めた。
「私は海の女。寄せては返す波……人生と同じね」
非情に呟く彼女に、ざぶーんと高波が押し寄せてきた。
「うわーっ！！」
足元をすくわれ、舳先にぷらんとぶらさがるドラゴン・レディー。
目ざとい鴎が「面白そうな遊び道具」と思ったのか、ドラゴン・レディーにばさばさまとわりつく。
「ぎゃーっ！！」
さあ、ドラゴン・レディーの明日はどっちだ！
ゲームマスターより
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
-
- 2015年01月18日
- 参加申し込みの期限
-
- 2015年01月25日 11時00分
- アクション投稿の期限
-
- 2015年01月25日 11時00分
やってきたぜ大海原！ 霧笛が俺を呼んでるぜ！
なんでもありのボートレース。
どうも、ぱーすぺです。
●ボートレース
寝子島一周のボートレースをしていただきます。
レースコースは寝子島一周、時計回りです。
こちらをご参照ください。
【スタート！】漁港の埠頭
→マリンパラダイス
→大観覧車
→エノコロ岬
→星ヶ丘マリーナ
→木天蓼湾
→寝子島大橋
→漁港の埠頭【ゴール！】
出発は午後１：００。波は穏やか。風は強くありません。
ですが、予報によると「午後から天気の崩れる可能性あり」とのこと。
高波、風には注意したほうがいいでしょう。
鴎は飛んでいますが、特にキケンはないです。
でも他の鳥が飛んでくるかもしれません。
尚、木天蓼湾では謎の『真珠ザメ』の存在が確認されています。
・虹色の真珠層で全身をコーティングされた、海の女王。
・刃物が通らず、たいへん凶暴。人気の多いビーチにも出没する。
・肝油ドロップはサプリメントとして非常に栄養価が高いが、不味い。
・今年の春以降、ひんぱんに寝子島近海で目撃されるようになった。要警戒。
秋になっても元気に観測されています。
「甘い匂いに引き寄せられる」
「大音響に引き寄せられる」
「お色気に引き寄せられる」
などのニュータイプの存在も確認されています。
参加条件は不問！
ろっこんの使用も程度によってはオーケーです！
使用するボートと、名前その他をお願いいたします。
●ボート
古めかしい、観光用ボートです。
原動機付き、手漕ぎボート、その他から選べます。
・原動機付き
観光用のボートです。廃棄間際なので、おんぼろです。
２、３人の搭乗可能。オールで漕いだ方が早いです。
知識などがあれば、多少のチューン・ナップは可能。
レース終了後のお祭りで廃棄されるので、好きに弄って可能です。
・手漕ぎボート
観光用の手漕ぎボート。
２、３人乗る事が出来ます。一人で動かすことも可能。
こちらもレース終了後のお祭りで廃棄されるので、魔改造してもらってＯＫです。
・その他
脚で漕ぐ白鳥とか、浮き輪とか……。
手漕ぎボート以下の性能のものでお願いいたします。
尚、レースには謎の「大りょう丸」というボートを扱う「ドラゴン・レディー」なる少女がエントリーしています。
●ドラゴン・レディー
正体不明の少女です。
お面を着けて、ボートレースに参戦します。
勝負には非情（本人談）。
ピンと張り出したアホ毛。一体何者でしょう？
ドラゴン・レディーに対するアクションは、以下のようなものが推奨されます。
・なんとなく気づくけど、気づかないふりをしてあげる。
「いったい何者なんだ……ドラゴン・レディー？！」とか言ってあげると喜びます。
・ガチで気づかない。
そういう人もいると思います。
「ののちゃーん！ 変なお面付けて、なにやってるのー？」とか呼ばれると、イキオイで「はえ？」とか返事しちゃうかもしれません。気を付けて！
熱いアクションをお待ちしております！