「おや。ここは」
三毛谷 道哉はあたりを見回して顔をほころばせた。
そこはどうやら、
霊界幼稚園らしい。生まれたてのあやかしの子どもたちが泣いて、笑って、じゃれあっていた。
あやかしの生まれかたも色々だが、ここに集められているのはいずれも、あやかしの両親から生まれたあやかしの幼児たちだ。まだ小さな彼らを預かり、忙しい両親に代わって世話をしている。
「ここが霊界幼稚園か。話には聞いていたが、微笑ましいことだね」
「おにーたん。おにーたん」
小さな化け猫の子が、道哉へ小さな花をくれた。お近づきの印に、というところだろうか。
「嬉しいね。ありがとう」
「へへへ~」
「ああ、そこのあなた!」
ほっこりとしていたら、眼鏡をかけた女性に声をかけられた。年経た眼鏡の付喪神で、霊界幼稚園の先生らしい。
あわてた様子で女性は言った。
「あなた、子どもはお好き? お好きよね、それじゃあちょっと手伝ってくださらない?」
「うん? 私かい」
「忙しくて手が足りないの。子どもの世話をお願い!」
見ず知らずの者に頼むとは、よほどに切羽詰まっているらしい。確かに見れば子どもたちの数に対して先生の数は少なく、てんてこまいのようだ。
「ふむ。たまには子どもの世話をするのも、いいかもね」
気がつけば道哉だけでなく、寝子島から呼びこまれたのだろう人々もここには立っていた。
霊界幼稚園の子どもたちは元気いっぱい。今日は先生の数も少なく、手伝いを求めているらしい。
お世話は大変だろうが、引き受けてみるのも貴重な体験となるかもしれない。
こんにちは、星織 遥です。
三毛谷 道哉様、ガイドへのご登場いただきありがとうございます。
ご参加いただける場合は、自由なアクションでお楽しみください。
概要
霊界幼稚園で、子どもたちのお世話を手伝うお話です。
また、自分が幼児になってしまうこともあるようです。
霊界幼稚園には、いろいろなあやかしの子どもが預けられています。
子どもたちはそれはそれは元気いっぱいで、先生たちの数が足りておらず、
皆さんはお世話のお手伝いをお願いされました。
遊んであげたり、ためになることを教えてあげたり、絵本を読んであげたり、
あなたなりの方法でお世話をしてあげてください。
<代表的な子ども>
★リンちゃん(雷様の子ども)
臆病で泣き虫。驚いたり怖がったりすると電撃を放出しちゃう。
★ミーくん(猫又の子ども)
快活で活発。爪とぎグセがあり、そこらじゅうを爪痕だらけにしちゃう。
★ポン太くん(化け狸の子ども)
イタズラっ子。得意の変化の術で他の子に化けたり、先生に化けたり。
★のん子ちゃん(ろくろ首の子ども)
お昼寝好きなのんびり屋。放っておくとどこまで~も首が伸びちゃう。
<幼稚園児化>
神魂の影響か、やってきたあなた自身が幼稚園児になってしまうことがあるようです。
幼稚園児になると、身体も精神も子どもになってしまいます。
お世話をしてくれる誰かに甘えたり。子どもしかできない遊びを満喫したり。
子どもらしく自由にお過ごしください。
NPCについて
登録済みのNPCなら、特定のマスターが扱うキャラクターを除き、基本的に誰でも登場可能です。
Xイラストのキャラクターを描写する場合、
PCとXキャラの2人あわせて「1人分」の描写なので、無関係の行動などはお控えください。
※Xキャラだけで1人分の描写とすることも可能です。
その場合は、PCさん自身は描写がなく、Xキャラだけが描写されます。
Xキャラのみの描写をご希望である旨を、アクションにわかるようにご記入ください。
※Xキャラをご希望の場合は、口調などのキャラ設定をアクションに記載してください。
Xキャラ図鑑に書き込まれている内容は、そのURLだけ書いていただければ大丈夫です。
以上です。
それでは、皆さまのご参加お待ちしております。