【児童養護施設】古井は40年前に有志が立ち上げたという、児童養護施設だ。
星ヶ丘教会の近くに建つ庭付きの屋敷は、車椅子の老人・
古井 進吉が代表を務める。
高齢のため物忘れが酷くなる一方の進吉だが、愛する子供達の顔と名前は、忘れた事はない。
その“古井”に、ある日 訪問者があった。
「おや、お嬢さん。見慣れない顔じゃのぅ、何の御用ですかな?」
穏やかな顔に鷹揚な笑顔を浮かべる進吉に、訪問者はペコリと頭を下げた。
「こんにちは、あの、私は
飯田 幸と言います。
最近
星ヶ丘でチャリティーをしていたのを聞いて……これから、暑くなるから」
おずおずと幸が手にした紙バッグから取り出したのは、手作りらしい子供用の夏物のワンピース。
「授業で作ったんですけど、私は着れないから、ずっと仕舞ってあったんです。
子供達に着て貰えないかな、と思って。
こういうのに限らず、玩具でもお古の服でも状態が良いものがあったら、子供達にあげられるんじゃないかと思って」
「ほぉ……それはそれは」
進吉は気持ち、半身を前に乗り出す。
「もし私達で島の人達にも呼びかけて、そういうのを集めたら、こちらで受け取って貰えますか?」
品物もただ眠っているだけより、誰かに使ってもらったほうが、きっと嬉しいと思うから。
幸の言葉に、進吉は何度も頷く。
「勿論、受け取らせて頂きましょう。子供達も、きっと喜ぶでしょう」
メシータです。
ガイドにコミュニティ【児童養護施設】古井さんを使わせて頂きました、ありがとうございます。
古井さんでは1歳から18歳までの、何らかの事情があって家に居られない子供達が暮らしています。今回は、その子供達のために有用な何かをプレゼントしてあげたり、子供達と関わろうという内容です。
PCの皆さんは呼びかけに応じて協力する(情報は、幸がねこったーで流します。携帯をお持ちでない設定のPC様は、直接聞いたでも、人伝に聞いたでも可です。もっともその辺りの理由付けは、重要ではありませんから書かなくて構いません)、もしくは古井さんの関係者として、ご参加ください。
子供達にプレゼントする服や玩具は、お古でも手作りでも構いませんが、ちゃんと使用に耐えるレベルのものを用意してください。
宜しければ、その品物にどんな思い入れがあるか、言い添えて頂けると嬉しゅうございます。
子供達はモブNPCですが、こんな子と触れ合いたいというようなご希望があれば、アクションに書いてあれば反映させて頂きます。
ただし、子供達の将来に配慮がない荒んだ内容だった場合は、採用を見合わせます。
【ダメな例】
「俺はコイツ(子供)を将来暗殺者として育てるために、このナイフを譲るぜ!」
その他、常識の範囲内で、やれる事をどうぞ。
ただし行動の動機は、必ず養護施設の子供達の為になる事でお願いします。
尚、ガイドに登場したNPC飯田 幸には特に関わらなくて構いません。
養護施設では、拙作『魂封じ』などに登場したNPCさとみ(7歳の女の子です)にも会う事が可能です。こちらも特に関わらなくて、構いません。
それでは、宜しければご参加くださいませ。