今年のクリスマスは体が空かないかもしれないのだと、
七夜 あおいはため息まじりに言った。
「向こうに行く準備もあるし、あれこれ大変でねー。もちろん、ふつうに時間が取れる可能性もあるよ? けど、まだ分かんないかなぁ」
「そうか。どちらにしろ、忙しない年末になりそうだな」
大変だががんばれ、と
八神 修のエールに、あおいは苦笑いを浮かべる。
あおいは寝子高卒業後、九州の福祉系専門学校へ進学することが決まっている。となれば住むところも決めなければならないし、そこに置く家具に日用品に電化製品にと必要なものも揃えなければならないし。彼女は概して真面目だから、春から始まる授業の予習もきっちり怠らない。挙げれば挙げただけ、やるべきことは尽きないのである。
「だから今日は、その前の貴重な休日ってわけ。クリスマス振替休日って感じ?」
「いいのか? そんな日に俺へ時間を割いてくれて」
もちろん、嬉しい。こうして彼女と時を過ごせるのは。と同時に、あおいの重しとなってはならないという気づかいもある。
あおいは花の咲くように笑った。
「だからこそ、だよ。今日はおもてなししてくれるんでしょ?」
「ああ。そうだな。それにクリスマス当日も時間が取れるようなら、それはそれで嬉しいさ。二度楽しめばいいわけだ」
「お得だね」
この日が彼女にとって、心穏やかに休まる一日であればいい。そう願う。
「……あ。雪だ!」
あおいが空を指差し叫ぶ。
本当だ。はらはらと、気の早い綿雪が空から舞い降りてくる。冬の大気の気まぐれか、あるいは旅立つ若者への、神魂の手向けであろうかと修は想像する。
「ああ。綺麗だな」
白雪に祝福されながら、どこへゆこうか。何を楽しもうか。
彼女の輝く微笑みを、何をもって彩るべきか。修は幸せな悩みに口元を緩めた。
こんにちは。網です。どうぞよろしくお願いします。
八神 修さん、お年玉おみくじキャンペーンでのにゃんゾロおめでとうございます。
そしてプライベートシナリオにご指名いただきありがとうございます。
12月の小雪が降るとある日、七夜 あおいと行動するプライベートなひと時を描きます。
何をするか、どう過ごすかは自由にアクションを書いて下さって構いません。
<例>
・美味しいもの食べたり。
・遊園地で遊んだり。
・映画見たり。
・ただ散歩したり。
・星ヶ丘ホースクラブで馬乗ったり。
・寝子島映画村でコスプレしたり。
・寝子島シーサイドアウトレットで新生活に必要なあれこれを見繕ったり。
何でもOK。
そしてこのシナリオでは、
シナリオで描かれたシーンにまつわる何かを、アイテム化してプレゼントします。
※アイテムイラスト(ノーマル)付き!
どんなシーンに関連する、どんなアイテムとなるかは、受け取ってからのお楽しみ。
形のあるモノかもしれませんし、ある思い出を切り取った写真かもしれませんし、
あるいは、形のない何かかもしれません。
特定のマスターさんが扱うキャラクターを除き、あおい以外のNPCを登場させることもできます。
なおNPCの行動やリアクションは指定できませんので、確定ロールにはご注意ください。
また、Xイラストのキャラクターも描写することができます。
口調などのキャラクター設定は、アクションに記載してください。
Xキャラ図鑑に書き込まれている内容は、そのURLだけ書いてもらえれば大丈夫です。
ガイドのように、Xキャラが影響を受け、影響の無いPCさんを追い回す、といったアクションも可能です。
Xイラストのキャラクターを描写する場合、
PCとXキャラの2人あわせて「1人分」の描写なので、無関係の行動などはお控えください。
またXキャラだけで1人分の描写とすることも可能です。
その場合は、PCさん自身は描写がなく、Xキャラだけが描写されます。
Xキャラのみの描写をご希望である旨を、アクションにわかるようにご記入ください。
それでは、アクションをお待ちしております。
どうぞよろしくお願いいたします。