ここは南国。ぎらぎら照り付ける太陽、抜けるような青い空。ぷかぷか浮かぶ丸い雲。純白のビーチに透きとおるエメラルドグリーンの海が美しい、名もなき島である。
いや……便宜上、ここは『けもの島』と呼ぶことにしよう。
なにしろこの島に暮らす住人はみな、あいらしいけものたちであったから。
「みなさ~ん。授業の時間ですよ~」
「はーい」
「うにゃー」
「ワワン」
「ガオー!」
「にゃごー」
そんなけもの島で、
綾辻 綾花は青空教室を開いている。
いつもの寝子島らしく奇妙な現象に巻き込まれたようで、気が付けばこの島に立っていたわけだが……なぜか水着姿で頭にはけも耳、腰にはけもシッポという出で立ちであったのは、むしろ好都合と言えた。
綾花が受け持つ生徒は、いずれも幼い子どものけものたちだ。この島の動物はなぜだか、しゃべるのだ。
「せんせい~。ここがわからないにゃ~」
「はいはい、どこですか?」
と子トラの疑問にばっちりお答え。
「先生! これどうやったらいいの?」
「これはですね、こうやって、こうやって……」
子犬に手取り足取りレクチャーし、
「せんせい~、雪ヒョウちゃんがぼくのことぶった~! うわわ~ん!」
「あらあら。ケンカはいけませんよ? めっ」
子猫と子豹を仲直りさせてやったりする。
「まったく、綾花もお人好しだな。寝子島に戻るまで、律儀にこいつらの世話を焼く必要なんてねえだろうに」
「でも、楽しいですよ? ほら、
テオちゃんもこっちにきて、みんなといっしょに遊んだら?」
「俺は子猫じゃねえ……!」
と、なんでか一緒についてきてしまったらしいテオのご機嫌をとったりもする。彼はまわりのけものたちと自分を綾花がいっしょくたに子ども扱いすることが不満らしく、ふてくされたように寝ころぶばかりだ。
そんな彼を微笑ましく見つめて、先生せんせいと慕ってくれる子どもたちを眺めて、
「しばらくこの島でお世話になるなら、私もなにかお役に立たないと!
珪先生みたいに、立派に先生を務めてみせますっ」
憧れの彼の素敵な微笑みを思い浮かべて、綾花はあらためて決意するのだった。
「がんばります!」
どうやらあなたも、けも耳けもシッポに水着という格好で、このけもの島へ流れ着いたらしい。
ほら、さっそくけものの子どもたちがやってきた。
「せんせい~!」
「せんせ、せんせ!」
「うにゃにゃー!」
さてさて、どんなことを教えてあげようかな?
こんにちは、カターレです。
綾辻 綾花さん、キャンペーンのご当選おめでとうございます!
アクションはガイドのイメージによらず、ご自由にお書きください。
概要
神魂の影響でしょうか。気が付くとあなたは、『けもの島』に漂着していました。
そこはしゃべる動物たちが暮らす島。
なぜだかけものコス+水着なコーディネートになっているあなたを、
動物の子どもたちは先生と呼び慕い、集まってきます。
テオによれば、この島で数日程度過ごせば、寝子島に戻れるだろうとのこと。
その間、けものたちは漂着したあなたのため、
果物や焼いて食べられる肉や魚、野菜などの食料を確保し、寝床を提供し、
かいがいしくお世話を焼いてくれます。
けもの島でどのように過ごすかは、あなたの自由です。
釣りをしてのんびり過ごすもよし。子どもたちと遊びまくるもよし。
一宿一飯の恩義を感じるなら、先生となって、
子どもたちに何かためになることを教えてあげるのも良いでしょう。
算数や国語、あるいはスポーツ、あるいは狩りの仕方。
子どもが大好きな楽しい遊びなどなど、
授業のテーマはなんでもOKです。
島に暮らすしゃべるけものたちは、犬、猫、虎にライオン、豹、うさぎに馬にくま、鳥類に魚たちと、
実にさまざまです。探せばきっと、あなたが出会いたいけものと出会えることでしょう。
特にふれあいたいけものを選んでも構いませんし、もちろんおまかせもOK。
ゆったりと時が流れるけもの島で、愛らしい動物の子どもたちと、
思う存分癒されてください。
NPCについて
登録済みのNPCなら、特定のマスターが扱うキャラクターを除き、基本的に誰でも登場可能です。
NPCたちも、けも耳けもシッポに水着なスタイルで、けもの島へたどりついたようです。
Xイラストのキャラクターを描写する場合、
PCとXキャラの2人あわせて「1人分」の描写なので、無関係の行動などはお控えください。
※Xキャラだけで1人分の描写とすることも可能です。
その場合は、PCさん自身は描写がなく、Xキャラだけが描写されます。
Xキャラのみの描写をご希望である旨を、アクションにわかるようにご記入ください。
※Xキャラをご希望の場合は、口調などのキャラ設定をアクションに記載してください。
Xキャラ図鑑に書き込まれている内容は、そのURLだけ書いていただければ大丈夫です。
以上になります。
それでは、皆さんのご参加をお待ちしています!