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- 00月00日生 00歳
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晴れ、ときどき鰹節、ときどき猫？
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桜花寮の女子寮の食堂には、今日は女子寮生以外の姿もちらほら見えている。寝子高の学生はもちろん男女を問わず、中にはご近所の人や、少し足を伸ばしてやってきたという大人の姿だってあった。
というのも今日は、寮食の新メニューの試食会。このたび、男子寮の食堂を廃止して女子寮の食堂をちょっとだけ拡張し、男女一緒の食堂を使うことになったから、この機会に新メニューを取り入れよう、という事になったのだ。
……と言う建前なのだけれども、実は張り切った寮母さんの座間 トシコがうっかり鰹節を山のように、それこそダンボール5箱分ぐらい注文してしまったので、せっかくだから新メニューを考えてみましょう、ということになって。けれどもそれは、学生には知らされていないヒミツだ。
普段はトシコさんが考えた一ヶ月の献立表が壁に張られて、それ以外のものを食べたければ自分で何とかしてね、と言うのが桜花寮の食糧事情。けれども今日は試食だけじゃなくて、鰹節を使った新メニューのアイデアがあったら、実際に作ってトシコさんに提案しても構わない。
だから厨房にもトシコさんだけじゃなくて、ちらほらと学生や大人の姿もあった。いつもは寮生以外、基本的に利用しない場所に、色んな人が出入りしていると言うのは何だか、新鮮だ。
そう思いながら、どれを試食しようか考えていた常盤 四月は、けれども不思議そうに食堂を見回していたトシコさんに気づいた。
「どうしたんですか？」
「何だか今日は、妙に猫が多いのねぇ。どこから入ってきたのかしら」
「さぁ……？」
トシコさんの言葉に、首を傾げて四月も食堂を振り返った。そう言われてみると、まるで今からご飯を食べようとしているかのように、テーブルに置かれた食事のトレイの前にちょこんと座っている猫や、床を何匹かで暴走（？）している猫があちこちに見られる。
うーん？ と四月も首を傾げた。鰹節に惹かれてどこかから入り込んで来たのだろうか。それにしてもちょっと、数が多いような……？
「猫じゃ、新メニューを食べても意見は聞けないわよねぇ」
困った声で、あまり困ってないようにのんびり呟くトシコさんに、そうですね、と頷いた。それ以前に、猫が食べちゃいけないものをうっかり食べちゃうと、たいへんだ。
そんな四月に、そうそう、とトシコさんが大きな冷蔵庫から麦茶のプラスチックポットを出しながら、言った。
「これ、出しておいてちょうだい。今日は何だか、みんな、麦茶をよく飲むみたい」
「はい」
頷き四月はポットを飲み物のコーナーに持って行った。飲み物は、トシコさんがプラスチックポットに作り置きしてくれている麦茶と、やっぱりプラスチックポットに入った水がどーんと用意されていて、どちらか好きな方を自分でコップに入れるのだ。
確かに今日は、麦茶が良く飲まれている。持ってきたポットを置いて、空になったポットをトシコさんのところに持って行こうと集めた四月は、ここにもなんだか猫と、それから飲みかけで置かれたままの麦茶のコップが多いことに気がついた。
「君達が飲んだの？ ……なぁんてねぇ」
何気なく声をかけて、そんな自分の言葉にちょっと苦笑して、四月は空のポットを抱えてトシコさんのところに戻っていく。あとで、飲みかけのコップも集めて洗ってもらった方がいいだろう。
そんな事を考えていた、四月からは見えないところで、麦茶を飲んだ誰かさんが、途端にポンッと猫の姿になって目をぱちくりさせていたのだけれども、もちろん気付かれるはずもなかった。
というのも今日は、寮食の新メニューの試食会。このたび、男子寮の食堂を廃止して女子寮の食堂をちょっとだけ拡張し、男女一緒の食堂を使うことになったから、この機会に新メニューを取り入れよう、という事になったのだ。
……と言う建前なのだけれども、実は張り切った寮母さんの座間 トシコがうっかり鰹節を山のように、それこそダンボール5箱分ぐらい注文してしまったので、せっかくだから新メニューを考えてみましょう、ということになって。けれどもそれは、学生には知らされていないヒミツだ。
普段はトシコさんが考えた一ヶ月の献立表が壁に張られて、それ以外のものを食べたければ自分で何とかしてね、と言うのが桜花寮の食糧事情。けれども今日は試食だけじゃなくて、鰹節を使った新メニューのアイデアがあったら、実際に作ってトシコさんに提案しても構わない。
だから厨房にもトシコさんだけじゃなくて、ちらほらと学生や大人の姿もあった。いつもは寮生以外、基本的に利用しない場所に、色んな人が出入りしていると言うのは何だか、新鮮だ。
そう思いながら、どれを試食しようか考えていた常盤 四月は、けれども不思議そうに食堂を見回していたトシコさんに気づいた。
「どうしたんですか？」
「何だか今日は、妙に猫が多いのねぇ。どこから入ってきたのかしら」
「さぁ……？」
トシコさんの言葉に、首を傾げて四月も食堂を振り返った。そう言われてみると、まるで今からご飯を食べようとしているかのように、テーブルに置かれた食事のトレイの前にちょこんと座っている猫や、床を何匹かで暴走（？）している猫があちこちに見られる。
うーん？ と四月も首を傾げた。鰹節に惹かれてどこかから入り込んで来たのだろうか。それにしてもちょっと、数が多いような……？
「猫じゃ、新メニューを食べても意見は聞けないわよねぇ」
困った声で、あまり困ってないようにのんびり呟くトシコさんに、そうですね、と頷いた。それ以前に、猫が食べちゃいけないものをうっかり食べちゃうと、たいへんだ。
そんな四月に、そうそう、とトシコさんが大きな冷蔵庫から麦茶のプラスチックポットを出しながら、言った。
「これ、出しておいてちょうだい。今日は何だか、みんな、麦茶をよく飲むみたい」
「はい」
頷き四月はポットを飲み物のコーナーに持って行った。飲み物は、トシコさんがプラスチックポットに作り置きしてくれている麦茶と、やっぱりプラスチックポットに入った水がどーんと用意されていて、どちらか好きな方を自分でコップに入れるのだ。
確かに今日は、麦茶が良く飲まれている。持ってきたポットを置いて、空になったポットをトシコさんのところに持って行こうと集めた四月は、ここにもなんだか猫と、それから飲みかけで置かれたままの麦茶のコップが多いことに気がついた。
「君達が飲んだの？ ……なぁんてねぇ」
何気なく声をかけて、そんな自分の言葉にちょっと苦笑して、四月は空のポットを抱えてトシコさんのところに戻っていく。あとで、飲みかけのコップも集めて洗ってもらった方がいいだろう。
そんな事を考えていた、四月からは見えないところで、麦茶を飲んだ誰かさんが、途端にポンッと猫の姿になって目をぱちくりさせていたのだけれども、もちろん気付かれるはずもなかった。
ゲームマスターより
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
-
- 2013年08月04日
- 参加申し込みの期限
-
- 2013年08月11日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2013年08月11日 11時00分
こんにちわ、水無月 深凪と申します。
少し間が空いてしまいました4本目は、こんな不思議な？ お話でお邪魔いたします。
どうやら桜花寮の新メニュー試食会は、神魂の影響で猫さんが大量出現！ になってしまったようです。
1時間くらいで影響は切れるようですが……
猫さんになってしまったら、どうしますか？
あるいは、一緒にご飯を食べていた誰かさんが、いきなり猫さんになってしまったら。
びっくりしたり、そんな事もあるかと変わらず過ごしたり、せっかくだから猫さんとして遊んでも良いかも知れませんね。
もちろん、そんな光景を見て猫さんと一緒に遊びだす、というのも楽しいと思います。
このシナリオでは、恐れ入りますがアクションの『キャラクターの行動』冒頭に、以下の中から当てはまる数字を２つ、【1・一】のようにお書き頂ければ幸いです。
お選び頂けてない場合は、水無月がその場の流れで何となく選んでしまいますので、くれぐれもご了承くださいませ。
＜試食会について＞
1､新メニューを食べに来た。
2､新メニューを提案しに来た。
3､何となく立ち寄ってみた。
＜猫さんについて＞
一、なる
二､ならない
ちなみに桜花寮の現行のメニューは、特に代わり映えのない一般的な家庭料理がメイン、とお考えください。
トシコさんが作っている新メニューも、だいたい似たり寄ったりです。
これから暑くなりますから、涼しげなメニューなども喜ばれるかも知れませんね。
こちらも、ご参加を心からお待ちしております。
ちなみに桜花寮所属のNPC、 野々 ののこと七夜 あおいも食堂の中のどこかにいます。
ご一緒に楽しまれる場合は、お気軽にお声がけください。
ついでに水無月のシナリオに２度ほど出てきた志鳥 紫乃は、ご用命があればふらりと食堂に登場します。
寮内ではさすがに迷子に……なる確率は減ったみたいですね（
それではお気が向かれましたらお気軽に、どうぞよろしくお願いいたします（ぺこり