さああ。さああと。
ぎらつく太陽も照り付けるのに飽きたのか、にわかに垂れこめた曇天が、日の光を陰らせて。
滴るような雨が静かに降り落ちるさんざめきに耳をくすぐられ、
弥逢 遊琳はふんわり。微笑みます。
(久しぶりの雨だね)
暑気にじっとりと汗濡れた肌を、雨はさらりと流してくれました。
空には陽光の残滓がオレンジ色の光を残し、民家のトタン屋根へ、アスファルトの濡れた地面へ、床屋さんの店先で回る赤青白のストライプへ照り返す様はまるで、星屑が降りそそぐかのよう。
酷暑のさなかに訪れた、ちょっとした涼やかさ。
遊琳の心は弾み、花咲いて。
(なんだか……わくわくしてきたよ)
今日は、どこへ行こうか。
お気に入りの傘を差し、雨粒蹴り上げ、どこまでも。どこまでも。
墨谷幽です、よろしくお願いいたします~。
弥逢 遊琳さん、ガイドへご登場いただきありがとうございました!
(ご参加いただける場合は、ガイドのイメージに関わらず、自由なアクションでどうぞ!)
このシナリオの概要
以前に公開させていただいた、『秋雨に濡れ』の、今回は夏バージョンです。
夏のさなか、突然の雨。
雨宿りをしながら、さてどう時間を潰そうかな? といったシナリオになります。
突然の雨に降られたあなたは、手近な軒先の下で雨宿り。空模様を見るに、しばらくは止みそうにありません。
身動き取れず、仕方なく物思いに耽るのも良し。
たまたま居合わせた誰かと、他愛の無いおしゃべりに興じるも良し。
少しばかり冷えた肌を、親しい人と寄り添って温めるも良し。
『雨』をテーマに、思い思いの過ごし方をしてみてください。
アクションでできること
主に、日常的なワンシーンを描くシナリオになります。
【1】~【4】からお好きなシチュエーションを一つお選びいただき、行動などをお書きください。
時間帯や曜日、雨の強さ(ざあざあ降りや小雨)など、ご自由に指定してください。
夏の雨は強い夕立やゲリラ豪雨のイメージがありますが、今回は静かな雨でもOKです。
基本的には個別描写になりますが、同様のシチュエーションを選択された方同士は、
偶然同じ場所で雨宿りとなる可能性があります。
【1】寝子島高校南校舎玄関前
授業も終わって帰り際、雨に降られて立ち往生。といったシチュエーション。
寝子高生の方で、学校に絡んだアクションをかけたいという方はこちらへ。
【2】風の原公園
遊具もベンチもすっかり濡れていますが、奥の木陰にあるベンチなら、
一時雨を凌ぐことができそうです。
【3】エノコロ岬灯台
灯台内部には入れませんが、入り口の軒下で雨宿りできそうです。
雨の中、海を眺めてひと休みするのも良いかもしれません。
【4】その他
その他の場所、シチュエーションなど、ご自由に指定してください。
あまり突拍子の無いもので無い限りは、対応させていただきます。
寝子島の中はもちろん、星幽塔でも大丈夫!
NPCについて
NPCは、登録済みのキャラクターでしたら、違和感のないシチュエーションに限り、誰でも登場可能です。
場合によっては採用できないこともありますので、その際はご了承くださいませ。
以上になります。
それでは、ご参加をお待ちしております~!