1年10組体育科の鳴鏡院 総悟(めいきょういん・そうご)は、父が師範代を務める歴史ある道場を継ぐべく連日稽古に励んでいた。
それ故、友達を作らず、遊ぶこともまったくしない。
普段は厳格な鬼師範代、隠している本性は心配性、という父親はこのままでは……とある決意を。
高校に通う3年間だけでも稽古を辞めさせ、総悟に学校が終ったら遊ばせることにした。
「総悟、遊びが何かを知れ! それができねば即刻破門だ!」
そう言うと、強制的に寝子島へ。
その一言は、寝子島に来てからずっと総悟の頭の中に響いている。
「遊び……か」
それが何なのか寝子高に入学した今でもわからずなので『ねこったー』を日記代わりに本音を漏らす。
実家の剣術道場で稽古漬けの毎日だったので、遊びというものが何かわからない。
良いものかもわからない。知らなければ本当に破門されてしまう。
誰か僕に遊びを教えてくれないかな……。
それに反応した数少ないフォロワーの
桃原 空音は、興味を示したのか協力することに。
あたしが遊び、教えてあげようか?
返信に驚いたものの、相談に乗ってもらってありがたい! と素早く返信。
その日を境に、ねこったーを通じての2人の交流が始まった。
それからしばらくして、実際に会って話をしようかという流れに。
「総悟くん、イケメンかな……」
のぞき魔モードが発動し、脳内変換掛け算が始まってしまったようだ。
返信が無いので「どうしたの?」という総悟の返信に気づき、話の流れを急いで戻す。
皆とお話ししながら学食でランチはどう? ワイワイ話しながら食べるのもいいよー!
緊張するけど、それは良い案だね。悪いんだけど、相談に乗ってくれる生徒を集めるの、桃原さんにお願いしても良いかな?
わかった。言いだしたのはあたしだし。どーんと任せなさーい!
あ、目印はさんまさんパーカーね! 何色でもいいから着て来てね。他の皆にも着てくるよう声をかけるから。
ありがとう。何から何までまかせっきりでごめん。助かるよ。
その日の夜、空音はねこったーを通じて悩める男子生徒の相談に乗ってくれる寝子高生を募った。
参加する生徒は目印としてさんまさんパーカー着用、という条件を忘れずに拡散した。
「人が集まってくれるといいなぁ。あ! あたし、さんまさんパーカー持ってなかったっ!」
買うか借りるか、どうしようか悩む空音だった。
カターレです。
2本目のシナリオガイドは、遊びを知らない男子生徒にいろいろ教えてあげような内容です。
今時こんな子いるの? というツッコミはご遠慮願います。
皆様なりの遊びがどのようなものか、どんなことをして遊んでいるのかを何も知らない総悟に教えてあげてください。
生真面目、勤勉家なのもありますが、破門されたくない! という気持ちがかなり強いので「遊び」がどんなものか真剣に知りたがります。
どこかに連れ出すこともできますが、桜花寮暮らしなので門限は21時です。
それだけは厳守してください。
●アクション必須事項
目印のさんまさんパーカーですが、イラストを所持していない方も着用できます。
その際、アクションに何色のものにするかを必ず書いてください。
さんまさんパーカーに関しましては、イラストレーターのΘ(しーた)さんのページをご覧ください。