シナリオ「【期末テスト】赤点？満点？？春風、四日間の死線＜点数編＞」

【期末テスト】赤点？満点？？春風、四日間の死線＜点数編＞

　都府楼暦の切りそろえられた黒髪が、暖かくなってきた風にふわりと揺れる。
　期末テスト当日の朝だというのに、憂鬱な気持ちはどこかに飛んで行ってしまったみたい。
　早春の匂いで学校へ向かう足取りも軽くなる。
　ふわふわと綿毛になったような心もちで通学路を歩いていたら、校門のそばで眼鏡男子とぶつかった。
「わ！」
　眼鏡男子は盛大にしりもちをついた。
　彼の手をつかんで引っ張り上げると、暦は大慌てで頭を下げる。
「失礼しました。ぼんやりしていて……」
「僕のほうこそ……あ、同じクラスの……」
　ずれた眼鏡の奥から鋭い三白眼がのぞく。
　クラスメイトの多喜勇生である。

「暦です。おはようございます、多喜さん。勉強してきました？」

「バッチリ……って言えたら恰好いいんだろうけどね」

　眼鏡をかけなおし、肩をすくめる勇生。
　ここに勇生の妹がいたら「もう、お兄ちゃんたらしっかりしてよ！」とため息をつくところだろう。
「暦さんは？」
　勇生が尋ると、暦も同じように肩をすくめた。
「試験問題が全部キノコに関するものなら満点を取る自信があるんですけど」
「キノコ？」
「ええ。キノコ、大好きなんです。シャグマアミガサタケ、アカダマキヌガサタケ、ワカクサタケ……カニノツメというキノコは、その名の通り蟹の爪に似ていて面白いんです。それに……」
　そこから滔々とキノコについて語りだす暦。
　周りは（なに！？　キノコも試験範囲なのか！？）と殺気立つが、暦と勇生は気づいていない。

　こうしてふたりは話しながら、他の生徒たちとともに、試験会場である講堂の中へと向かう。
　いよいよ１年の総まとめとなる３学期期末テストが始まる――！

運営部より

▼期末テストの概要と進級（留年）

寝子島高校の期末テストは、全学年全クラス共通で４日間行われます。
全生徒が大学受験のように講堂で受けます。１階席に長テーブルが設置されています。
３学期の今回、テストを受けるのは１，２年生のみです。

今回は進級できるかどうかがかかった大切なテストです。
以下のケースでは留年する可能性が高くなります。

　１．出席日数の足りない科目がある（全体の1/3以上欠席）
　２．赤点の科目がある
　（１～３学期の期末テストで１つでも赤点があり、かつ、補習や追試をパスしていない場合）

１、２のいずれか（あるいは両方）の場合、基本的には留年となります。
その後、補習や追試などの救済措置が用意されてますが、理事長の気分次第でどうなるかはわかりません。
留年したくない生徒は必死で頑張る必要があります。ふぁーいと♪

物語編

▼期末テストのシナリオ

期末テストシナリオは、２つあります。
今回は、リアクションに描写される＜物語編＞と、無料で点数が出る＜点数編＞の二本立てです。

点数編

　★【期末テスト】赤点？満点？？春風、四日間の死線＜物語編＞（ののこの絵）
　★【期末テスト】赤点？満点？？春風、四日間の死線＜点数編＞（ＰＣさんの絵）※本シナリオ

◇＜物語編・点数編＞いずれも、定員に制限はありません（システム上1000人と表示）。
◇本シナリオ＜点数編＞は、一般枠の申込みで確実に当選するので、無料です。
　なお、「優先枠（50らっポ）」で申し込んだ場合の料金は返却されません。
◇本シナリオ＜点数編＞は、リアクションで参加ＰＣが描写されません。（物語編は描写があります）
　テストの点数のみが個別コメントで返却されます。
◇本シナリオ＜点数編＞は、寝子高１，２生のみが参加できます。（物語編は誰でも参加できます）
◇その他、予定変更の際はそれぞれのシナリオガイドのページに追記されます。

▼連動シナリオ

本シナリオは「試験勉強しなくっちゃ！（墨谷幽マスター）」と連動しています。
上記シナリオと本シナリオ＜点数編＞の両方にご参加いただいたキャラクターは、
テスト勉強の結果が、期末テストの一部の教科の点数に影響を与えます。

どちらのシナリオもお正月のキャンペーンで “ろっこんの経験値” が倍！　今がチャンス！

ゲームマスターより

担当ゲームマスター

笈地行

マスターコメント

こんにちは。
ゲームマスターを務めさせていただきます笈地行（おいちあん）です。

このシナリオ＜点数編＞は、各教科の点数を決めることができるシナリオです。
リアクションに参加キャラクターの描写はなく、個別コメントで点数が示されます。

テスト中のキャラクターの様子などは、＜物語編＞にご参加ください。
こちらの＜点数編＞で決まった点数が、＜物語編＞に影響します。

　３学期期末テストの成績について

※３学期の期末テストは１～２年生のみが受けます。

※すべて筆記テストです。
※高校なので本来は各教科とも細分化されていると思いますが（例：社会なら世界史、日本史、公民など）
　それぞれのキャラクターの選択科目に併せて試験を受けたと仮定してください。
※期末テストの日程については物語編ガイドをご覧ください。

1.　自分のキャラクターの実力の点数を決めます。
　　国語・数学・英語・理科・社会・家庭・音楽・美術・体育の９教科について、
　　各教科１００点満点、先生の予想平均点数は７０点、３０点以下は赤点です。

【一学期末平均点】国語75 数学71 英語73 理科70 社会74 家庭71 音楽74 美術73 体育73 【合計 659】
【二学期末平均点】国語73 数学67 英語70 理科69 社会71 家庭74 音楽71 美術70 体育74 【合計 640】

　　※実際のテストと違って、良い点数を取ることが目的ではありません。
　　　そのキャラクターらしい点数を考えてみてください。
　　例）ののこ　国語0 数学35 英語0 理科34 社会12 家庭37 音楽42 美術12 体育100

2.　点数の振れ幅を選びます。

　　
　　なし　　　：振れ幅なしです。ロールプレイ上必要のある方は、こちらをお勧めします。

　　ちょっぴり：ロールプレイ上、ＰＣさんに取らせたい点数の目安があるものの、
　　　　　　　　少しは運に左右される要素も入れて楽しみたい、という方にピッタリ。
　　　　　　　　振れ幅：実力の点数から上下３点まで（実力が５０点の場合、４７～５３点）

　　ふつう　　：ふつうです。
　　　　　　　　振れ幅：実力の点数から上下１０点まで（実力が５０点の場合、４０～６０点）

　　ギャンブル：どうしちゃったのでしょうか。何が起こるかわからない状態です。
　　　　　　　　振れ幅：実力の点数から上下１００点まで（実力が５０点の場合、０～１００点）

3.　実際の成績　=　実力　+　振れ幅となります。（０点以下は０点、１００点以上は１００点）

　　例）国語,30,数学,30,英語,30,理科,30,社会,30,家庭,100,音楽,30,美術,30,体育,30,ギャンブル
　　実際の点数　国語：30+（振れ幅 +10）= 40点
　　　　　　　　数学：30+（振れ幅 -30）= 0点
　　　　　　　　英語：30+（振れ幅 -50）= 0点
　　　　　　　　理科：30+（振れ幅 +50）= 80点
　　　　　　　　社会：30+（振れ幅 +70）= 100点
　　　　　　　　家庭：30+（振れ幅 +90）= 100点
　　　　　　　　音楽：30+（振れ幅 +0） = 30点
　　　　　　　　美術：30+（振れ幅 -20）= 10点
　　　　　　　　体育：90+（振れ幅 +20）= 100点

　アクションの書き方

アクション（キャラクターの行動欄）に、教科ごとの「実力」と全体の「振れ幅」を記入してください。
下記のテンプレをそのままコピー＆ペーストして使ってください。

▼テンプレ（数字の「0」には各自の「実力」の点数を入れてください）
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国語,0,数学,0,英語,0,理科,0,社会,0,家庭,0,音楽,0,美術,0,体育,0,振れ幅
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▼例（ののこの場合）
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国語,30,数学,30,英語,30,理科,30,社会,30,家庭,30,音楽,30,美術,30,体育,30,ふつう
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その他、何かあればアクションの空いたスペースにご記入ください。対応できないこともあるので、お許しを。

　留年について

　１．出席日数が足りない科目がある（全体の1/3以上欠席）
　２．赤点の科目がある
　（１～３学期の期末テストで１つでも赤点があり、かつ、補習や追試をパスしていない場合）

　１、２のいずれか（あるいは両方）の場合、留年の可能性があります。
　一度は救済措置も取られると思いますが、何がどうなるかはわかりません。
　留年したくない場合は必死で頑張ってください。

赤点？満点？あなたは何点？ ――皆様のご参加、心よりお待ちしております。

サンプルアクション（1）

サンプルアクション（2）