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【星幽塔】薄闇よりの挑戦状
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急に声がして礼二郎は身構える。振り返ると、ポニーテールを揺らした美咲紀が覗き込んでいた。思わず緊張してしまう礼二郎。女子に免疫が無い彼としては苦手なシチュエーションである。
「でも、さっき見た限りではステラちゃんにそっくりなのです。鮫ノ口さんはどうおもいますか?」
「エリオナイトが、怪しく見えてきたぐらいか」
礼二郎はややぶっきらぼうにそういうが、ちらり、と手にした道具に標された印を見、それを美咲紀に見せながら説明する。
「関連性があるかは分らないが、俺が見つけた限りでは、道具に十二星座の印が入っているものがある。エリオナイトはへびつかい座のアステリズムと名乗ってはいたが、その印が入ったものはない」
理由はそれだけだから信憑性に欠けるのではないか、と礼二郎は僅かに表情を曇らせるが、美咲紀は僅かに息を飲み、考察をめぐらせる。
(今のところ、へびつかい座の要素が全く無いのです? もう少し調べてみる必要性があるのです!)
美咲紀は礼二郎がまだ調査していない棚に手をかける。そしていくつかの道具を見る限り、へびつかい座の印が入ったものは無い。全て十二星座のものだ。美咲紀は一番下の、大きな引き出しに手をかけた。
「ここも調べるのです! ……んっ?! 開かないです!」
「俺に任せろ。こじ開ける」
礼二郎が調査で見つけた鉄の棒を隙間にねじ込んで開ける。と、そこには黒い炎を揺らめかせるオーブが入っていた。
それを取り出すと、美咲紀はおもいっきり石畳に叩きつける。その瞬間、僅かではあるが饐えたにおいが薄れ、床の軋みなどが小さくなったような気がした。
「これはシュー君たちにも言わないと!」
「俺もここら辺のメンバーに伝えておこう」
美咲紀と礼二郎は頷き遭って二手に別れた。
礼二郎から話を聞いたサキリは、怪訝そうな顔で話を聞いた。だが、他のメンバーはそうではないらしい。
「このオーブを破壊すれば、倒壊の危険が少し遠のくかもしれないんだろう? ならば、壊したほうがいい」
遥斗の言葉に、サキリは肩を竦める。桜は静かにオーブを見つめる。
「ともかく、壊すわね。先輩方、離れていて!」
そういうと、彼女は星の力が転じたボウガンで狙いを定める。発射された矢は的確にオーブを貫き、その穴からくもの巣のように皹が入ると音を立てて砕け散った。
もう1つはねむるが道具箱にあったハンマーを叩きつけて破壊。すると、2つのオーブは壊れる一瞬だけ炎が元に戻り、消えると同時に漂っていたにおいが薄れる気がした。
1階を調査していた面々は3つのオーブがあった場所から残りのオーブがどこにあるのか推測してみることにした。
「んー、腐食のペースが速くないような気がしていてね? 時間と共に腐食している部分と状態のいい部分があると思ったんだ。黒い炎のオーブが腐食の原因と仮定するなら、腐食している部分にあるのかもしれない」
ねむるの推測を聞き、刀と礼二郎、サキリがそれぞれオーブのあった場所を調べてみる。と、他の場所より多少腐食が激しい気がした。
「案外その線かもしれないな。ともかく、引き続き気を引き締めて探していこう」
「この子の鼻も役に立つと思う。まだ探していない部分は……」
刀の言葉にサキリが狼の頭を撫でながら頷いた。
その時、僅かに冷気が流れ出てきた気がした。それと同時にふわり、と人影が現れる。その桃色の髪を見るなり、礼二郎は口の中にガムを入れた。
皆が身構える中、サキリは呼びかける。
「エリオナイト、こっちは3つオーブを破壊した。君の目的は一体なんだ?」
エリオナイトはその言葉に、ただ艶めいた笑みを零す。だが、目は笑っていない。そして、サキリ達はそこに黒い影がゆらり、と踊っているのを確かに見た。
「言いましたよ。ゲームをしましょう、と。それだけですよ?」
エリオナイトはそういうと背を向けようとする。だが、僅かに顔が苦痛を訴えるかのように歪んで見えたのは気のせいだろうか? そしてそれに気づいたのは一歩引いて記録に専念していた礼二郎だけであった。
(どういうことだ?)
その唇が震えていた。それが何を意味するんだろう。礼二郎が内心で首をかしげている間に、エリオナイトは薄闇へと消えていった。後に残された一同は、ぼんやりしている暇はない、とばかりに捜索に戻る。ただ1人、礼二郎だけがエリオナイトの消えた虚空を見つめていた。
だが、思っていたよりも広い1階部分を6人と1匹で探すのは少し骨が折れる。それでも、彼らは懸命に捜索を続けていた。オーブは全部で11個。その内の3つを彼らは既に破壊している。
「少しでも時間稼ぎになればいいが……」
遥斗がそう呟いたとき、ねむるは頷きながらもこんな事を考えていた。
(エリオナイトさんが持っていた分を壊したら、どうなるんだろう?)
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
冒険
SF・ファンタジー
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年01月10日
参加申し込みの期限
2017年01月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年01月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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