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ミエコ、再び
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ライラックの髪をポニーテールに結った、元気っ娘の
野坂 庵
は、ローラーシューズで道を滑走していた。
緑の瞳を輝かせ、ご機嫌で。その手には、アイスクリーム。
小学生の庵は、それを買うのが夢だった。
「むっふふ~、一度食べてみたかったんだー」
漸く手に入れた、甘いアイス。溶けないうちに、味わわねば。
庵はスピードを上げた。
その時、
テオドロス・バルツァ
からメッセージが発信されたのだが――
舞い上がった庵は、まるで聞いていなかった。
凶暴なモンスターの、魔の手が迫っているとも知らずに。
「いっただきま~す!」
ベンチに腰掛け、庵は無邪気に口を開いた。
「いおりおねーちゃーん、ねこ、ねこー!!」
下級生の
柚瀬 玲音
の「後ろ後ろ」的な忠告も、耳に入らない。
ここからスローモーション
――パッシィーン……!
「ぶべっ!?」
ぶたれた。なんか、むっちゃ柔らかい左フックで……。
更には右アッパーからの、空中お手玉。
いきなり大ピンチの中、どこか冷静な庵が、危害を加えた者の正体を凝視する。
これは……猫!?
「ちょ、まっ、なになに?!」
庵の脳裏を過ぎるイメージは、凶悪猫怪獣――!
「ニャゴラ?!」
ここまでスローモーション
小さな庵の体が、地面に落ちてバウンドする。
そして、べしゃり……!
同じく叩きつけられた物体に、庵は悲鳴を上げた。
「いおりのアイスがぁぁああ!!?」
無残に飛び散ったアイスは、残るは三角錐のコーンだけ。
「ああぁ……」
せめて、せめて3秒ルールで今すぐ拾い上げれば、コーンに残った僅かな甘さを感じられるかもしれない。
震える手を伸ばした庵の目の前に、ニャゴラが立ちはだかる。
「ミェ?」
愛くるしい鳴き声と共に。
白、黒、茶色。三色ユニークに入り混じった、前足が振り下ろされた。
ぺしゃ……。
こんな時、どうして大きな音よりも小さな音の方が、より印象的に響くのだろうか。
こうして少女の最後の希望は、頼りない音を残して、敢え無く踏みしだかれた。
▼
奈良橋 博美
は、商店街へと駆け出していた。
「ミエコを落ち着かせないと!」
飼い主の事も気掛かりだ。
室内飼いのはずのミエコが、尻尾にヘアゴムをつけた状態で、外に居る。
どう考えても、異常だ。
「尻尾には注意するよう、言ったはずだぜ……」
博美は頭を振った。
考えていても仕方ない。八百屋でキウイフルーツを拝借すると、博美は公園へ取って返した。
仲間と情報交換しようと、服のポケットから携帯を取り出した時、少年の声が博美を呼び止めた。
「――奈良橋!?」
硬質な靴音が、博美を追いかける。
普通科の
八神 修
だった。
「修君か、キミも調達に?」
「ああ、ミエコはかなり興奮している。
すぐヘアゴムを取ろうとするのは、いささか危険だろうと思ってね」
肉体労働に不向きに見える修の腕には、たくさんのビーチボールと電動空気入れ。
巨大化したミエコの注意を引くのに、丁度良さそうだ。
「俺も同じ意見だ」
博美は袋に詰めたキウイを、持ち上げて見せた。
「成程、キウイはマタタビ科だしな」
「うん、ただ……」
博美は、きつく眉根を寄せた。
「与えて暫くは、暴れる可能性もあるから、近づく時は気をつけよう。
それに多量のマタタビを与えるのは危険だから、量は最低限にしてやらないと」
マタタビで猫が酔ったような状態になるのは、中枢神経に作用するからで、やりすぎて呼吸困難に至るケースもあるらしい。
表情を曇らせる博美を、修は力づける。
「大丈夫さ。今回はミエコも巨大化しているし、最悪のケースは考えなくてもいいだろう」
この世界で何かあっても、大丈夫とテオも言っていた。
何だかんだで、神様だ。口にした事くらいは、信頼していいのだろう。多分……。
「とすると、問題は心のケアって所だな」
主に、飼い主の勉の。
「そうだな」
頬のこけた、世話の焼ける兄さんを思い浮かべ、二人は苦笑した。
「急ごう!」
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ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
コメディ
バトル
動物・自然
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年11月25日
参加申し込みの期限
2014年12月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年12月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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