this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
あなたと合体したい(物理)
1
2
3
4
5
…
10
つぎへ >>
●二刀の場合
さてさて、おやおや。あちこちで小さな事件が起こったと申しましたが、どうやら由緒正しき寝子島神社でも起こったようです。
パチパチ、パンパン、小さな手を合わせて拝んでいるのは
宮祀 智瑜
さんです。
彼女が事件の被害者――いえ、ここは関係者とでも呼びましょうか――なのでしょうか?
そう思ってようすを窺ってみると、おっと、失礼。彼女はどうやら関係者ではないようです。参拝を終えると晴れやかな笑顔をたずさえて、踵を返していきました。
「それでは、無理しないでくださいね」
その彼女に声をかけられたのは
御剣 刀
君。境内の木陰で日課のトレーニングを積んでいます。
「……ああ」
彼が心ここにあらずの返事をすると智瑜さんは肩を落として、けれどお辞儀を忘れずに、去って行きました。
ひとり残る刀君。
いつも通り木刀を振っているのですが、どうにもその顔色は冴えません。
(守れなかった自分が赦せない……)
どうやら、彼は彼自身を責めているようです。
彼の心を占めているのは、先日の
怪人セブンの事件のこと
です。
けれどそれは仕方のないこと。
だって、彼は目の前で友人を――友人と呼ぶべきなのか彼自身もわからないのだけれど――失ってしまったのですから。
(俺は剣術を極める目標が居なくなった事よりも守れなかった事がすごくショックだったんだ)
そうこう考えている間に、また彼は彼自身の胸に突き立てるかのように木刀を振るいました。
悲しいことに、あれからの彼はいつもこうなんです。
剣術を極めることを人生の目標に掲げていたはずが、いつの間にかそれは守りたい物を守るための手段になり(いえ、それ自体は悪いことではないのですが)その為に己を鍛えるようとがむしゃらに木刀を振り回すのです。
「……ふぅ、」
一区切りを示すように、刀君は息を吐きました。
そして実際区切りだったのでしょう。木刀を置いて、ほかのトレーニングに移ろうと軽くしゃがみこみました。
「もう止めるのか?」
「ぼ、木刀が喋った!?」
ああ、彼が今回の事件の関係者だったんですね。
最初は驚いている刀君でしたが、さすが神魂事件に慣れているだけあって、すぐにいつもの彼を取り戻して言いました。
「は、離れてくれよ。他のトレーニングをするから素振りは終わりなんだ」
けれどその言葉を聞いて、木刀さんはいっそう強く刀君に貼り付きます。
「剣術を諦めるのか?」
深い森に漂う空気のようなお声で、木刀さんは尋ねます。
「……剣術は止めない、ただ今は極めるためだけに頑張れないんだ」
刀君も深い――けれど寂しいお声です。
「剣術を始めようと思った時の祖父の姿を今でも覚えてる、あの姿に追いつきたいって思いは消えてない。だけど今は守れなかった自分が赦せない認められないんだ……」
刀君は言い聞かせるように木刀さんを握り締めました。
「だから今はただ強くなるために走らせてくれ」
木刀さんは――痛いでしょう。けれどなにも言えないというようすで黙ってしまいました。
彼の望み通り離れようか。それともこのままくっついていようか。思案しているようにも私には見えます。
「刀」
きっと、木刀さんはそんな葛藤もご存知ですよ。
でも……どうしようもないくらい、寂しいんです。
「ならば、好きにするがいい」
木刀さんは、その寂しい気持ちを語らずころんと音を立てて地面へと滑り落ちました。
刀さんは小さくお礼を述べてトレーニングを始めました。
不器用で、やさしくて、なんて似たもの同士なのでしょう。
見ている私まで悲しくなる事件でした。
1
2
3
4
5
…
10
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
あなたと合体したい(物理)
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
神話・伝説
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年05月26日
参加申し込みの期限
2014年06月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年06月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!