this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
サマー! 部活動のお時間です! ~運動部編~
<< もどる
1
…
28
29
30
31
32
…
35
つぎへ >>
陸上部3 <あと3センチ高く跳べたら>
「お、タイムだいぶ縮まってるんちゃう? でも後半どんどん落ちてるやん……」
空音の記録表を覗き込みながら満帆が一喜一憂する。
「もっとペース配分気ぃつけるべきかなぁ空音ちゃん……空音ちゃん?」
見ると、空音は全く別のほうを見ていた。
「どうしたん?」
「満帆ちゃん、あれを、あれを見るのだ!」
「なん?」
空音の指差す先を追ってみると……
「ん?」
ハードルの準備をしている
七音 侑
が少々けしからんことになっていた。
「なになにー? どーかしたにー?」
何も知らない侑は歯を見せて笑う。
「ね?」
「『ね』って言われても……」
「ハァハァものだよこれわ!」
「男子勢が気まずそうにしてるやん。うちらが教えてやらんと」
「なにをぅ!? どーせあれを置いたら直るんだから、最後まで見届けるのが仁義ってものだよ!」
「仁義て……」
呆れながら水分補給する満帆。
「なんだろ、みんなこっち見て」
コーンを並べ終え、自然的にハプニングは収束を迎える。
「ま、なんでもいっか」
侑の性格、ポジティブ楽観主義いい加減。
「さ、ハードル練習、しっかりしないとにー」
最初は軽めに跳び、少しずつペースアップ。筋肉のつながりを見つつ、負荷を強めていく。
「うに……なんかちょっといつもと違うに……?」
跳び方がどうもしっくり来ない。いつも感覚や本能のままに従って走るため、リズムが一度くずれると全てがちぐはぐになる。振り返れば、バタバタとなぎ倒されたハードルたちが、勘弁してくれと土下座しているかのようだ。
「いつもどんなリズムだったかな……こうだったような……なんか違うに……足がこうで、こうやって……」
「侑どーした、踊りなんか踊って」
水分を摂りながら
桐野 正也
が寄ってくる。
「なんかいつもと調子が違うにー」
「タイミングが分からなくなってるのか。そういうのってたぶん考えれば考えるほど分からんくなるぞ」
「もう二度と上手く跳べないかも……」
「そうマイナスにとらえない方がいいぞ。プロにだってスランプみたいなのあるっていうし。そういう状況でも最低限の結果を出せるのがきっとプロなんだろうな。俺たちもそういう風にならんといかんな」
「うにー」
「きっと色んな要素が噛み合って上手くいかないのさ。体調とか色々さ。昨日緊張して眠れなかったんじゃないか?」
「う……」
思い当たる節はある。緊張ではなく、あまりに楽しみで眠れなかったのだが。
「まあバテない程度に、ひたすら跳べばいいよ。水分しっかりとってな」
「うにー……」
(と侑にアドバイスしつつも、俺もちと引っかかってるんだよな)
スタートラインに立つ正也。彼の種目は走り高跳び。跳んだ直後の、背中の動きがどうもよろしくない感じがする。もう一度よく背中の筋肉をほぐしてから、適度な高さを跳び越える。
(うーんやっぱり意識して直さないとまずいな)
正也の試行錯誤している様子を、同じく走り高跳びを種目にしている
鴇波 羽衣
が観察していた。
「ん、どうした鴇波ちゃん」
「あんなに上手に跳べるのに、正也せんぱいも悩んだりすするのかなーって」
「いやーまだ変な癖があってな。それが直ればもっと安定していい記録出そうなんだ」
その言葉に羽衣も同意する。
「せんぱいは背が高いから、きっともっともっと記録伸びますよー!」
「鴇波ちゃんだってまだまだ伸びるさ」
「あたしは……身長のほうが伸び悩んでるからなー」
「身長って関係あるかね? 低くて軽いなら、滞空時間長くて良さそうだけど。ほら、空気抵抗とかでさ」
理屈は分からないが、確かに一理ありそうだ。
「ですね……何か糸口が見えてきた気がします。ちびにはちびの戦い方がありますよね! せんぱいみたいに高いの跳べるように、もっともっと頑張ります!」
元気を取り戻した羽衣、スタートラインにつくとすぐに駆け出した。
(風と一体化するみたいに、軽く颯爽と跳ぶ意識だ!)
イメージを固めていく。
一方の正也も、
(ちびにはちびの戦い方か……ガタイのいい俺はどう戦うべきか……やっぱ力技だな。癖が出たってへっちゃらなくらい高く速く跳べばいい、それだけだ)
要するにがむしゃらに跳べばいい、というわりと力押しな結論に達するのだった。
砂を払いながら
志波 拓郎
は、仲間達の練習風景を見渡す。
(うん、いい緊張感だな)
それぞれが胸の内に課題を掲げ、克服しようと打ち込む姿は、拓郎の心にもより火を付ける。
「俺も……がんばろう……!」
マーカーの位置を調節してから、スタートラインに立つ。彼の種目は幅跳び。
(次は全力で)
拓郎の視界が狭くなる。走路とその先にある砂場しか見えない。いい感じに集中できている。
「ほっ」
直後にはもう跳ねていた。短く声を漏らすと、空中を走る。拓郎は反り跳び。雲のない空が見える。天頂したら、次は足を引っ込めて、できるだけ遠くでの着地を目指すだけ。この流れはいつもスローに映った。
(ダメだ)
砂を掻いて地に着いた瞬間に確信する。いい記録は出ていない。
「タイミングは……よかった……はず」
走り跳んできた道を振り返りながら、また砂を払う。
フォームが悪いのだろうか。悪い癖が付いてしまっているかもしれない。
(浅井先生に見てもらいたいけど……)
部活中は引っ張りだこの浅井先生。色々な種目に呼ばれ、アドバイスを求められている。口数少なな拓郎のところへはなかなか来てくれない。
が、切羽詰まった顔をしていたのだろうか、浅井先生はいち早く拓郎の視線に気づいてくれた。
「どうした? なんか悩んでいることある?」
「あ……ちょっと……フォーム見てほしくて」
「うんうん、いいぞ。とりあえず跳んでみ」
「はい」
拓郎の中にまた緊張という炎が点く。このあとしばらくマンツーマンでの練習が続き、浅井先生の熱烈な指導のもと、跳躍力の課題克服法を見出していく拓郎だった。
「なー平均ってどうやって出すんだっけ?」
練習は量より質、とプリントされたTシャツを着て練習に励む
宇佐見 望月
が空音に尋ねる。
「相変わらずいい筋肉だねっ! 宇佐見先輩!」
「いつも挨拶代わりでそれ言うよな……10本投げた平均出したいんだけど、教えてくれない?」
「えーっと平均は……」
望月の横にそそっと近づき、記録表に平均の計算方法を書いていく。
「ふむふむ」
「って感じなのだ!」
「あーなるほど、ありがとうな」
「どういたしましてっ!」
「うっ……!」
唐突に尻を揉まれる望月。思わず後ろへ跳ぶ。
「く……どこかで来るとは思っていたが、このタイミングで来たか油断した……」
「むふふー宇佐見先輩の筋肉質尻筋ゲットぉ〜」
「……まあ教えてくれたお礼としといてやるよ」
自分でもう一度平均を出してみる。
「ふむ、まだあまり距離が伸びてないな。やっぱ上半身だけ集中して鍛えるよりも、全体的な筋力アップを目指すべきか」
練習メニューを見直す必要がある。
「あとでこーちゃん先生に相談しよっと」
と、ベンチに置いていたスマートフォンが震える。気象情報を知らせるメールだ。
「こーちゃん先生ー熱中症注意報出てるよー」
「お、保健委員ありがとな! みんな、一旦全体休憩入れるぞー」
<< もどる
1
…
28
29
30
31
32
…
35
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
サマー! 部活動のお時間です! ~運動部編~
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
小西 秀昭
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
1000人
参加キャラクター数
74人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年05月17日
参加申し込みの期限
2014年05月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年05月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!