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ポランスキー先生、ききいっぱつ!
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chapter.6 悪人面
ピーポー、ピーポーとサイレンの音が響いていた。
救急車が、建物へと吸い込まれていく。
そう、ここは病院だった。
運ばれていたのは、バイクに跳ねられ吹っ飛んだ華蓮だった。
彼女はあの後、近くにいた英二の連絡により救急車に乗せられ、ここへ運ばれていた。
「先生、あの人の容態は!?」
待合室にいた英二が尋ねると、医者は答えた。
「奇跡的に、無傷ですよ」
コメディですからね、と付け加えて言う。よく分からない発言に「?」と疑問符を浮かべる英二だったが、まあ無事なら喜ばしいことだ。良かった。
診察室から出てきた華蓮は、高笑いと共に待合室へと姿を現した。
「オーッホッホッホ! あれだけの事故で無傷なんて、日頃の行いが良いお陰ですわ!」
コメディのお陰である。
英二は「げ、元気だね……」と若干引き気味で応じると、安心して病院から立ち去ろうとした。
その時、出入り口から入ってきたのは寝子ヶ浜海岸にいた刀と次久であった。
「あれ、御剣君……」
「お、佐藤か」
顔見知りだったふたりは、軽く挨拶を交わす。
「どうしてここに?」
「ああ、ちょっと勘違いからトラブルが起きてしまってさ」
刀は、つい反射的にヤンキーを次久と衝突させてしまい、その際次久が倒れたので念のため怪我ないかどうか来たのだという。
「へえ、そうなん……」
言いかけて、英二の視界に次久が入った。入ってしまった。その瞬間、彼は背筋の凍るような感覚を味わった。
どう見ても、そっち系の人にしか見えなかったからだ。
「み、御剣君この人とトラブル起こしたの……!?」
「ああ、そうだけど」
「あ、えっと僕ちょっと急用を思い出したからこれで……」
急ぎ足で病院を出ようとする英二。が、華蓮がそれを呼び止めた。
「お待ちになって! 上に立つ者として、付き添いをしてくれたお礼くらいはしてさしあげますわよ!」
「いやっ、本当にそういうの大丈夫なんで、あの」
「そうですわ、あの時たしか、サインをほしそうな目をしていましたわね! 今ここで書いてあげますわ!」
英二の言葉を完全に無視して、華蓮は書くものがないか辺りを見回す。
視線をさまよわせていた彼女が捉えたものは……次久の凶悪面だった。
「……探し物か……?」
サインと言っていたから、おそらくペンでも探しているのだろう。そう思い、次久は親切心から、あくまで親切心から持っていたペンを出そうと懐に手を入れた。
「っ!!?」
しかし、そのジェスチャーに華蓮の肩はびくっと震える。
どう見ても、日本で所持できないような物騒なモノを懐から出しそうな凶悪な顔をしていたからだ。
「……あの、これを……」
「せっ、せっかく助かった命をなくしたくないですわっ!!」
悲鳴にも似た声をあげながら、華蓮はダッシュで病院から消えた。
「あ、ま、待って!」
後を追うように、あるいはこの機会だとばかりに英二も逃げ出す。
「……」
後に残されたのは、ペンを取り出した次久とそれを悲しそうな顔で見つめる刀だけだった。
「まあ、なんだ、その……そのうちいいことあるさ」
刀にフォローされた次久は、「……いつものこと……」とたそがれていた。刀は慌てて別な話題をふる。
「あー、そうだ、そういえば」
「……?」
「あの後、ポランスキー先生ってどうなったんだろうな」
どうも、トラブルが立て続けに起こっていそうな気がしてならない。ふたりは、ジャンが無事であることを、この病院に運ばれたりなんて展開が起こらないよう、静かに祈った。
利平が海に飛び込んだ、十分ほど前の出来事である。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
萩栄一
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年05月02日
参加申し込みの期限
2014年05月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年05月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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