this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
ラブレター☆パニック!
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
…
12
つぎへ >>
●三角関係(2)●
【南校舎1F:廊下】
その頃、
矢萩 咲
は。あの真央が、満面の笑顔で押し付けていった2通のラブレターを手に、その封を開けるのをなおグズグズと、躊躇っていた。
「差出人」の名はそれぞれ、
哀坂 極夜
、
七峯 亨
とある。
かつてあの2人に好きだと、言い寄られたことはある。
その頬に、接吻までされたことも。
けれどあれはあくまで、神魂の影響下での出来事だったはずだから。
「これに……2人の本当の気持ちが……」
知りたい。確かめたい。
その気持ちについに抗えずに、咲は2通の封を開いてしまう。半ば自嘲ぎみに、
「咲は……また同じ過ちを繰り返してる……笑い草だな」
そう呟きながら、広げた便箋にはそれぞれ、こんな真摯な想いが綴られていた。
哀坂 極夜
からのラブレター
咲先輩。俺は、貴女が好きです
以前、俺の誕生日を祝ってくれたあの時の神魂の事件以来、俺は咲先輩の事がずっと忘れられずにいます
俺は、あの時の事件がきっかけで気付きました
貴女が好きなのだ、と
貴女が苦しんでいたら手を差し伸べ
貴女が泣いていたら抱き締めて
貴女が笑ったら隣で笑いあいたい
そんな存在、そんな関係になりたいのだと
神魂の事件をきっかけに気付く等、我ながら朴念仁も良いとこでしょう
しかし、この想いは勘違い等では無く、紛れも無く本物です
迷惑かもしれませんが、お慕いする無礼をお許しください
咲先輩…貴女が好きです
七峯 亨
からのラブレター
咲さん
ショッピングモールでの事、覚えていますか
突然の告白に驚かれたかと思います
言うのは野暮かもしれませんが、断言します
あれは熱に浮かされた只の軽挙妄動などではなく、本気でした
プールサイドでの初邂逅から今まで、貴女に惚れっぱなしです
思えばひどい出会い方をしたものだ、と我ながら呆れます
更にそれからというもの、俺は貴女に碌な事をしてこなかった
それでも貴女ほど対手として、人として向き合って心躍る人も居りませんから
如何なる貴女も、俺は愛しています
好敵手より想い人へ 亨
「……ッ! こんな真っ直ぐな気持ちをぶつけられたら……
認めるしかないじゃないか」
そう、知りたかったのはきっと。
「不誠実で優柔不断で自己嫌悪する程どうしようもないくらいに……
咲は2人に恋してるんだと……」
確認したかったのはきっと、自分の気持ち、だ。
あの告白以後も、2人はそれぞれのやり方で
その想いを、咲に伝えてきてくれた。
神魂の影響などではない、嘘偽りのない本当の気持ちを。
その想いを受け入れきれずに、逃げてきたのはこの自分自身──
けれどどうやら、2人のその想いに。
正面から向き合わなければならない時が、来てしまったようだ。
【南校舎1F:生徒玄関〜廊下】
「くっ……見つからない!」
一方、
哀坂 極夜
はどうしても自分のラブレターを発見することが出来ず、ひとり焦っていた。
「仕方ない、こうなったら……咲先輩の目に留まらない様に」
この事件が終息するまで彼女と行動を共にし、横で目を光らせているしかなさそうだ。
そうと決まれば、彼の行動は速い。ばっと長髪をなびかせ、極夜は咲を求めて走る。
「……咲先輩!」
ほどなく見つけたポニーテールの少女は、どこか呆然とした様子で、廊下の先に立っていた。
「あぁ、ここにいらっしゃいましたか……どうしたのです?」
変だ。いつもと何か、様子が違う? まじまじと極夜が彼女を見れば、
矢萩 咲
のその手に固く握りしめられているのは、開封済みの2通のラブレター……。
「……ッ! あ、哀坂君!?」
「咲先輩……まさかその手紙は、私の!?」
「おっと、その続きはちょっとばかし待った!」
その2人の間に割り込むように、そこに
七峯 亨
も駆け付けてきて、
「どうやらこれで、役者が揃ったようだな」
「2人とも! 何故ここに!?
見てない! 2人の恋文なんて見てないからな!!」
赤面しながら必死に咲が言い繕うが、事態が動いたことは、もはや2人にもバレバレだ。
「極夜、ほらよ」
そして七峯が無造作に、放って寄越した封筒を極夜が受け止めれば、
「これは……?」
訝しげに裏返せば、それは咲から極夜宛てのラブレターだった。封のシールは開いていない。
ハッと顔を上げる極夜の方には構わず、七峯は頭上に片手を掲げて、
「姐さん、貴女の気持ちは受け取ったぜ」
その指先に挟んだ、咲から自分宛てのラブレターをはっきりと、本人に見せる。そして、
「この俺か、極夜か。今ここで選べ──なんて残酷なことは言わねぇ」
あるいは、“まだ”。
「そいつは男が言う事じゃねぇ気がするからな……ってのは、ちぃと古臭いかな」
こうして咲には、今少しの猶予が与えられることになる。
けれども今回の事件で、状況は大きく動いた。彼女は2人の想いにいったい、どう答えるのだろう?
【南校舎1F:廊下】
「まったく、なんだい? この騒ぎは……(ぶつぶつ)」
と最初のうちは、のんびりと他人事状態だった
上穗木 千鶴
も。そんなふうに三角関係を巡る騒動になっている、
矢萩 咲
・
哀坂 極夜
・
七峯 亨
らの姿を廊下で目撃すると、そうのんきなことも言ってられなくなった。
(らっ、ラブレター? 気持ちを受け取った……って?)
だんだんこの事件の概要が呑み込めてきて、さーっと千鶴の顔が青ざめる。
「ま、まずいじゃないか! ぼくの気持ちを書いた
ラブレターなんてものが、もし誰かに見付かったら……
ぼくが信彦くんを好きだってことが、ばれてしまう!?」
ってそう口にしたそばから、彼──
八十八旗 信彦
への想いを再確認して真っ赤になったり、いろいろと顔色が忙しいことに。
「こ、こうしちゃいられないぞ……!」
どこを探せばいいのかはさっぱり分からないけれど、ともかくこうして千鶴もまた、大慌てで自分のラブレターを探し始める。
彼女を待ち受けている運命もまた、三角関係を巡る修羅場であることは、まだ知らずに……
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
…
12
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
ラブレター☆パニック!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
鈴木二文字
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ★(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
恋愛
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年12月07日
参加申し込みの期限
2014年12月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年12月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!