this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
授業風景 ~1年体育科の場合~
<< もどる
1
…
7
8
9
10
11
四時間目終了のチャイムが鳴り響く。
「そんじゃ、これで授業はお終いだ。さっさと片づけて、着替えろよー」
有紀の声に、生徒達はへーいとか、はーいなどと返事をして、三々五々、散っていく。
「なーなー、拓郎ちゃん、修ちゃんに教えるだな?」
「あ、後木さん……うん……えっと、八神さんは……」
周りを見回す拓郎の目に、運動着に身を包んだ
八神 修
の姿が映った。
「すまんな、後木、志波。よろしく頼むよ」
ハードルに移動した三人。片付けを始めている生徒達に、声を掛ける。
「後は……自分達がやるから……うん…………それじゃ、八神さん」
「ああ、ストレッチは充分してきたから大丈夫だ。先ずはハードルかな?」
靴の履き具合を確かめるように、爪先で地面を蹴る修。
「そーなのだっ! 真央ちゃんが、ばっちり教えるから、大船に乗った気でまかせるのだ♪」
「ふふ。ああ、あてにしてるよ」
「男子の110mハードルも基本的には女子の100mと同じなのだ。最初のハードルまでにトップスピードにして、あとは3歩で越えてくのだ。自分の動きをイメージして、その通りに走ればいいのだ!」
ひょこっと立った髪の毛を揺らし、説明する真央。
そして、
「んじゃ、見てるのだっ!」
と言い残し、ハードルを跳んでみせる。高さが違うせいか、多少苦戦するものの、綺麗なフォームの真央。
「ほう、見事な物だな……振り上げる足はどうなるのかな?」
「……振り上げ足は……ハードルと直角……あんな感じ」
志波が真央を指差す。
「なるほど…………うん、大体イメージが掴めて来た」
「おぉ~~い、今度は修ちゃんの番なのだぁ~~!」
ゴール地点で手を振る真央。
修は頷くと、スタートラインに立った。
―最初のハードルまでにトップスピード、インターバルは3歩。振り上げ足はハードルと直角とー
跳ぶ姿をイメージしてから、ゆっくりと走り出す修。徐々にスピードを上げる。
最初のハードルに差し掛かり、足を振り上げる。
カツッ!
踵がハードルの上部を掠める。
―低すぎたか……ならば…………っと……こんどは高いか?―
二台目、三台目とクリアしていく修。
段々と微調整を加えていく。この辺りの学習能力は人並み外れていた。
―もう少し遠くから……後木はなだらかに跳んでいた…………こうか!―
長身を翻し、ハードルを越える。
既に体が跳び方を覚え始めていた。
「いいぞ~~修ちゃぁ~~~ん! かっこいいのだぁ!」
手を振る真央の姿が近づいてくる。
ラストの一台……後ろ足に力を込め、飛翔する。
―よし……良い感じだ!―
そのまま真央の待つゴールに飛び込む。
「はぁはぁ…………ふぅ……どうだ、後木。問題点とかあるか?」
「にゃおぉおん! 全然OKなのだ! 修ちゃんじょーずなのだ! 足も長いし、軽々跳んでて、うらやましーのだ~~~!」
真央が子猫のように修の足に抱きつく。
「はは、サンキュ。後木、お前のお陰だ」
ハードルを片付け終えた三人。女子ということで着替えに時間の掛る真央と別れ、修と拓郎は走り幅跳び用の砂場に向かう。
「……ん、慣しOK……それじゃ……」
拓郎がレーキを端の方に置くと、修に向き直る。
「リード足の膝は踏み切った時のまま……踏み切り足は後から……着地のときに前へ……助走は15歩ぐらいが良いと思う……見てて」
拓郎が助走路の中程に着き、走り出す。
トン、トン、トンと軽やかに走り、踏み切り板を蹴る。
ふわっと浮遊したあと、砂場に着地する。
「おぉ、見事な物だな。空中で足を掻いたりしなくていいのか?」
「はさみ跳びは……上級者向けだから……最初は今の、かがみ跳びが良いと思う。あ、あと、助走は……速度よりも、リズム大事にして」
「なるほど、分かった。それじゃ跳んでみるから」
軽く屈伸をしながら、拓郎の跳び方を思い出す修。
―リズム重視で……徐々に加速させて、踏み切りの時にピークだったかな―
拓郎が合図を出す。修は頷いて、走り出した。
風を切り、速度を上げる。白い踏み切り板が迫る。
―はみ出さないように……っと!―
バンッと音を立てて蹴り出す修。長身が宙に浮かぶ。
「んんっ! …………っととと」
細かい砂を舞い上げ、着地する修。
―ふぅ……今のは、どうだったかな?―
砂場の外で見守る拓郎に目を向ける。
「……うん、良い感じ……上方向に力が行きすぎてたとこと、助走速度が足りなかった……あと着地で手が着いてた……ぐらい……」
「なんだい、結構直すところあるじゃないか」
コリコリと顎を掻く拓郎。
―フッ、ほんとに素直なヤツだな―
「ははは、分かった。それじゃ今度はその点を注意して跳んでみよう」
その後、数回繰り返し、跳び方を体に覚え込ませていく修。
都度、拓郎が改善点を指示し、それを実行していく。
「……ふぅ……とりあえずこんなものかな? あまりやっていると昼飯の時間が無くなるからな」
額の汗を拭う修。
「……大分上達したと思う……また、教えるから……部活の時にでも……来て」
「ああ、ありがたくそうさせてもらうよ。っと……あれは後木か?」
ずどどどどーと砂煙を上げながら小柄な女生徒が疾走してくる。
「おぉ~~い拓郎ちゃぁん、修ちぁ~~~~あん。お腹すいたのだぁ~~♪」
二人の前でずざーとブレーキ。
「けほ、けほっ……凄い、ホコリ……」
「はは、後木は元気だな。そういえば、腹減ったな……昼飯、学食に行くなら、一緒にどうだ? 俺のクラスメートも誘うから、皆で行かんか?」
「いくいくぅ~~~! みんなでお昼ごっはん♪ 楽しみなのだっ」
ピョンピョンと跳びはねる真央と、頷いている拓郎。
「よし、着替えに行くか、志波」
温い風が頬を撫でる。学食からだろうか……食欲をかき立てる匂いが漂ってきた。
―運動の後の食事はきっと美味しいだろうな。さて、午後の授業も頑張るか―
勉強好きな修に取っては、至福の時間が始まる。
「おい、2人とも、腹がくちくなったからと言って眠るなよ?」
<< もどる
1
…
7
8
9
10
11
このページにイラストを設定する
あとがき
担当マスター:
甲二
ファンレターはマスターページから!
こんにちは、甲二です。
参加していただいた方々、お疲れ様でした。
今回は授業風景シリーズの1年体育科を担当させて貰いました。
6月のむわっとした暑さの中、楽しくも熱く授業に取り組む生徒達の姿、うまく表現できていたでしょうか?
しかし……ハードルとか走り幅跳びとか、走り高跳びとか……授業ではやったことが有ったものの、専門的な知識は無く……執筆する時間よりも、お勉強をする時間の方が掛かってしまいました^^;
それでも色々な知識を得ることが出来て、自分としても楽しめました。
それでは、この辺りにて。
ご意見、ご感想など、お気軽にお寄せ下さい!
↑ページトップに戻る
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
授業風景 ~1年体育科の場合~
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
甲二
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
スポーツ
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
14人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年11月20日
参加申し込みの期限
2013年11月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年11月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!