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怪人セブンの歌劇
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【ショウタイ・1】
真夏の7月下旬の土曜日。
上半身裸の男の死体画像はネット住民をにわかに騒がせる。
『また怪人セブン(笑)だとよwww』
『もれいびって何さ???』
『はっきり言って意味不明っつーか画像グロくね?』
怪人セブン。
正体不明の正義の断罪人やら連続殺人鬼やら、もはや都市伝説クラスの存在に昇華してしまった存在。
過去、
寝子島シーサイドアウトレットガス爆発事故
、
海浜公園傷害事件
、
寝子電スタジアム占拠事件
に関わっていたと憶測が飛んでいるが、ネット住民は真実を知る術はない。
しかし、この3つの事件を経験している人物が数名存在している。
その中の1人、
八神 修
は友人の
浅山 小淋
から相談を受けていた。
シーサイドタウンにあるとある喫茶店にて、八神はアイスティーを啜ったあとに彼女へ確認する。
「……つまり、その遺言状とやらを受け取った記憶はないというんだな?」
浅山は静かに頷いた。彼女は幼少の頃に患った病が原因で喉を手術して発声が出来ない。
故に、彼女は常時持ち歩いているスケッチブックで筆談をこなす。
ただ、その手元はどことなく力なくみえた。
『
ロゼッタさんが消えたあの女子会の日
の記憶が曖昧なんです。気が付いたら寮の自室に横になっていて、これを握っていました』
浅山は怪人セブン――七男のろっこんにより、記憶を改竄されている。
故にセブンの正体を一度は自身の目で確認したものの、その記憶も白紙に戻ってしまっている。
八神は監視カメラと集音マイクによる別室からの監視に留めていたため記憶はあるのだが、女子会を襲撃した洗脳されたもれいび集団によって機材を破壊され、事の顛末を見届けることができなかった。
故に具体的な事件の経緯は伝聞のみで、浅山の受け取った遺言状を興味深げに目を通す八神。
自我が消滅する危険性と隣り合わせのなか、
芽森 菜々緒
は女子会に参加し、気丈に振舞ってみせた。
最後の最後まで彼女は真実を隠し、うちなる殺人鬼と絶望的な戦いを行っていたのだ。
(助けてくれ、という言葉を、最期まで自身の孤独で塞いでいたのか……。そんなの正義でもなんでもないじゃないか)
その意味を、八神は無言で察した。
『先輩の為にも、こんな事は終わらせないと……!』
浅山は口を真一文字に閉じたまま、遺言状に書かれた内容へ再び目を落とす。
『遺言状』
この遺言状をお読みになられているということは、私、菜々緒の人格は『彼』に居場所を奪われてしまったのでしょう。私の姿をしている者は、もはや私ではありません。どうか、ためらわずに殺してください。絵を描くことのできない私は、もはや生きる意味も、価値もない存在です。『彼』と一緒に消してください。私からの、最後のお願いです。
これだけは言わせてください。寝子島にやってきてからの、春からの三ヶ月間は、私にとって人生で一番安らかな時間でした。
ありがとう。私の最期を、頼みます。
芽森 菜々緒
より。
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『でも私には、菜々緒先輩を殺すなんて出来ません』
ペンを持つ彼女の手が震える。
震えは心まで響き、浅山はひとり心中で呟く。
【これが事実なら、先輩の自我は既に……】
更に震えは腕を通じて肩へ伝わる。
【あの時、はっきりと聞こえた「たすけて」という言葉。あれが先輩の精一杯の抵抗ならば……】
『八神さん。この暗号、解読をしていただけませんか?』
きっと、菜々緒のメッセージが込められているはずだから。
七男に見られても、咄嗟に判別できない形で伝えられたこの暗号を、浅山は軽視できないと考えた。
八神は指で暗号文をトントンと叩きながら口を開いた。
「実はさっきからアタリがついているんだ。知識があれば簡単だ」
なんと瞬殺だった。
これには浅山、口元に手を当てて驚くほかない。
「いいか? これは一見2進法の数字の羅列に見える。だが1の部分を横倒しにすると、ある法則が見えてくる」
八神はスマホを操り、画面に映し出されたサイトを浅山に見せた。
「これは
モールス信号
だ。1が『ツー』、0が『トン』に置き換えて、こうやって解読すると……」
映し出された和訳サイトでは実際に信号を打つことができる。
八神は器用にツーツートントンと信号を打ち始めた。
しばらくすると、サイトには翻訳された文章が表示されていた。
「できたぞ。
『雨降る逢魔が時、全ての悪意の始まりし場所に酒を供えよ』
か。これがあの招待状画像とリンクするなら、
『雨が降る夕方に酒を何処かに供える』ことでセブンに会える
はずだ。そういえば、ラジオの天気予報で週末の天気は崩れると聞いたな……」
『つまり、決戦は今週末ですね。早速、この情報を皆さんに流しましょう』
浅山は以前、スタジアム占拠事件で登録したメールマガジン――通称【7】を思い出す。
あれからも怪人セブンに関する情報提供など有効利用されるとともに、水面下で登録者を増やしていたのだ。
八神もこの提案に賛意を示し、早速『遺言状』と解読した暗号文の内容を掲載して発信した。
その直後、すぐに浅山は1通のメールが受信する。
差出人は、
黒依 アリーセ
。
彼女も女子会の参加者であり、記憶を改竄された1人である。
『メルマガを見ました。私もあの時の記憶がおぼろげだったわけがようやく分かりました。ありがとうございます。また後で詳しく話を聞かせて下さい』
端的ではあったが、感謝の言葉がそこにあった。
「……次は、裏付けね」
黒依は
七緒 璃音
へメールを送る。
「まさか本当に役立つとはね……」
七緒は
保護フォルダに入ったメール
を見詰めて眉間にしわを寄せた。
彼女は黒依にもし万が一のことがあった場合、このメールを証拠として役立てる予定だった。
それが今、現実となる。
「アリーセ、喪った記憶……、いま返すよ」
フォルダ内のメールを黒依に再送する七緒。
するとすぐに黒依から「今から会えないか」と返信がきた。
「ひゃぁ! まさかのデートのお誘いーって、茶化すのはこれくらいにしてと。やっぱ会って話すべきだよなーうん」
頭を掻く七緒の表情が引き締まる。
「待ってて、アリーセ。こんな馬鹿みたいなこと、今度こそ終わらせるためにも――、ウチにできることやるだけだし」
七緒は【7】に『急募!』と銘打ち、今までの怪人セブンの情報を再度集積しなおすことにした。
その顔は、どこが義憤に駆られた表情を湛えていた。
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3人まで
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推理・サスペンス
バトル
オールジャンル
定員
50人
参加キャラクター数
50人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年03月29日
参加申し込みの期限
2014年04月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年04月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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