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ランチタイムが落ち着いた頃――。
葛城 璃人
と
高尾 日菜
はドリンクバーを頼んで、デザイン画を広げながら次に出す服の相談をしていた。ふたりはLechatというロリータ服の店をネットゲーム内に持っており、夏の新商品を考えている。
「季節のイベント的には浴衣とか水着とかでしょうか? りぃたちのお店の売りな感じでフリフリにして、和ロリみたいな感じとか!」
璃人が尋ねると、日菜はいいねと頷いた。
「わぁ、和ロリな浴衣、絶対可愛い……! デザインは同じで、黒と白で二色展開しても素敵かも」
「なるほど、二色展開よさそうなのですっ。対になる感じってかわいいですもんね!」
璃人はニコリと笑うと、ドリンクバーからもってきた白い色の乳酸菌飲料を一口飲み、さらさらと紙にデッサンを描き起こしていく。
「水着は今流行りのミニスカビキニとかかなぁ。とにかくフリルたっぷりで可愛い奴がいいよねぇ!」
「やりたいことがいっぱいで困ってしまうのです!」
持参した資料のファッション誌を眺めながら提案する日菜。彼女はLechatの技術担当だ。今日は花柄のワンピースに、リボンのついた赤いカチューシャを付けている。
楽しそうに提案する日菜を見ていると、璃人は自然と顔がほころぶ。
彼女のアイデアがなるべくいいものになるように頑張ろうと思った。日菜が絡むといつもとは違うやる気が出る。こんな気持ちは彼女だけ。彼女は親友だけど……同時に、それとは別の大事な存在。今はまだ、口に出すことはできないけれども。
「ああでも、どれも工夫しないとありがちな感じになっちゃいそうですね。何かもう一捻り欲しい気がするのですが……」
璃人はポニーテールを揺らしながら、うーんと唸った。本日は気が向いて男装である。じめじめを吹き飛ばすような明るいピンク色のシャツと七分丈のベージュのボトムが、明るい髪の色によく似合う。
「何かコンセプトがあれば良いんだけどね……。あれ? 外見て、りぃちゃん。畑生くんがブーケを渡してる」
「お相手は……久雨さんですね。紫のお花みたいです。きれいですねっ」
テラス席の言嗣たちの様子をしばらく見ていると、突然璃人が両手をパンと叩いた。
「あ……お花!! 季節のお花はどうですか? 夏のお花って鮮やかなのも多いですし、見映えがよさそうですよ♪」
「それ素敵だね! お花シリーズかぁ。夏のお花でワンピースを作ってもいいかも。お花の柄だと、バスケット風な鞄や麦わら帽子とも相性がいいねぇ」
「ですね! ただ、りぃはお花に詳しくないのです。夏だとヒマワリくらいしか」
ふたりの親友である生物部の友達が、この場にいたら相談も進んだのかもしれないが……。コンセプトは固まったものの資料がなくて、ふたりは再びうーんと唸ってしまう。
「そういえば、さっき窓からお花屋さんっぽい女の子が来るのを見たの。戻ってこないからまだこの近くにいるのかも? 探して話を聞いてみようか」
「日菜さん、名案なのです! 詳しいことは詳しい人にですね!」
その花屋は入り口付近で営業を始めたのだが、入口から遠い日菜たちの席からそこまではわからない。璃人は知り合いの刀に、すぐに戻ってくるからと言って花屋を探しにいくことにした。
「2名様テーブル席にご案内です! 小淋ちゃん、いらっしゃいー。ご注文は決まってる?」
雅人が
浅山 小淋
と
高梨 彩葉
を席に案内する。雅人と小淋は学生支援部で顔見知りだった。
『パンダチャーハンとアイスクリームをお願いします』
「私は中華グラタン頼もうかな♪ デザートにはチョコケーキ!」
「はい。かしこまりました!」
……やがてパンダチャーハンと中華グラタンが届いた。パンダチャーハンはこんもりと盛られた黄色いチャーハンに、海苔でパンダの顔が描かれている。中華グラタンはゴマ油で味付けがされており、豚肉やチンゲン菜が具材に入っていた。
「思えば、リンちゃんとこうやってお出かけするのって初めてだよね」
『そういえばそうですね。今日は誘っていただいてありがとうございます』
今日は小淋が休日をどう過ごそうか考えていたところに、彩葉から誘いがあったらしい。グルメパンダの評判は小淋も聞いたことがあった。店長は噂通りパンダっぽい体型をしていて、彩葉と一緒に微笑んでしまったのは内緒の話だ。
「実は、聞いてほしいことがあって……その、恋愛関係のことなんだけど……」
気まずそうに頬を指でかきながら、彩葉が小淋に話しかける。
『彩葉さんが困っているなら勿論聞きますよ。あまり経験はないですが……』
「本当? ……ありがとう」
彩葉は心底ほっとしたように笑うと、言葉を選びながらゆっくりと話し始めた。
「ごめんね、ちょっと愚痴っぽくなるかも。実はね、好きな人ができたんだけど、その人には……もう好きな人がいるんだ」
彩葉と片想いの相手はそれなりに仲は良いようだが……恋心を自覚し、相手に好きな人がいるとわかってからは一緒にいるのが辛かった。相手の誘いを断ったり、つい避けた態度をとってしまうらしい。ここのところずっとそんな感じだ。
「こんなことしちゃ駄目だっていうのは分かってるんだけど……」
喋れば喋るほど、自分が情けなくなってしまう。声のトーンが落ちた時は、ごまかすようにグラタンを食べた。
『無理しないで、ゆっくり話してくださいね』
元気のない友人を見て、小淋は励ますように微笑んでみせる。
小淋はまだ、恋心がどういうものかを知らない。だからどういう助言をするのがいいかはわからなかった。それでも……友人の恋を応援したい気持ちは変わらない。困った時はいつでも相談してほしい。
小淋のそういった気持ちが伝わったのか、話を聞いてもらえて彩葉もだいぶスッキリしたようだ。
「話、聞いてくれてありがとう。えへへ、なんか私らしくなかったよね。……よしっ。気持ち切り替えるぞー!」
食後のデザートを食べながら彩葉が明るい声を出す。
「私ばっかり喋っちゃってごめんね。リンちゃんのことも聞きたいな。最近どう?」
『そういえば……水着を買いました。今度、一緒に海など行きたいですね』
小淋は白いパレオの水着を購入したらしい。長い黒髪をポニーテールにしてみたら、水着にとても合うことだろう。
「水着! 海! いいね~!」
『夏休みが楽しみです』
「だねっ。ね、この後ゲームセンター行こうよ。一緒にプリクラ撮ろう!」
ええ、と小淋が頷いた。
……そういえば、入口でミニヒマワリが売られていましたね。今日のお礼にこっそり買って渡せないでしょうか。
雅人にメモを渡して取り置きしてもらおうかなと考えながら、アイスクリームを味わった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
相馬 円
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年08月22日
参加申し込みの期限
2013年08月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年08月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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