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久保田先生の女子力アップ大作戦! 外見編!
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寝子島ティアラに到着した久保田先生は大人の女性向けの服屋を何件かはしごしてみた。いずれも雑誌に出ていた店である。
「あー……。やっぱだめ、全然わかんない」
素敵な服がたくさんあるが、同窓会向けの服がなんなのか。そもそもこの服はキャラ的に着てもオッケーなのか。具体的に欲しい服のイメージができていないため、久保田先生は両手に服をたくさん持ちつつも試着してみようという気持ちになれずにいた。
「奇遇ですね、久保田先生。随分お困りのようですがどうしましたか?」
聞き覚えのあるゆったりとした口調。久保田先生がパッと声の方を見て顔を輝かせる。
「月ちゃん! 月詠ちゃん!」
久保田先生の視線の先に、
桜 月
と
旅鴉 月詠
が立っていた。
「みっちゃん先生、服持ちすぎ。とりあえず一旦服を置こうか。握りしめすぎてて皴になりそう」
「へ? あ、そうねっ」
月詠に指摘を受けて久保田先生が慌てる。店員に断って両手の服を店の一角に置かせてもらった。
「月詠ちゃん、教えてくれてありがと! ごめんね、私夢中になると周りが見えないことが多いのよー」
((知ってる))
白髪女子ふたりが心の中で声を合わせる。
月が久保田先生の積み上げた服の山を観察する。光沢のある素材のワンピースやフリルの付いたブラウス……久保田先生が学校で着ているのとは違う雰囲気の服ばかりだ。
「女性的な服が多いですね。デートの服をお探しでしたか」
「違うんだよー、月ちゃん。5月に小学校の同窓会があってさー。そこに着ていく服を探しているの」
「ああ。家庭科同好会の時に言ってたな、そんなこと」
眠そうな目をしながら月詠が呟く。
「月詠ちゃん、一緒に手芸やってくれてありがとね。あの時は皆とわちゃわちゃできて楽しかったなぁ」
「月詠さん、先生。私を置いて話を進めないでほしい」
「簡単に言うとみっちゃん先生は女子力磨きの真っ最中なんだ」
冗談めかして眉を寄せる月に、月詠が家庭科同好会でのできごとも交えながら説明する。話を聞き終わった月は、ふむと納得する。同時に「同窓会の服」という扱う機会の少ない題材に興味を持ったようだ。
「つまり、みっともない服を着て昔の仲間には会いづらいと。そういうことでいいでしょうか」
「そうそう、まさにそれ。おしゃれと縁遠い生活をしているから何を着ていけばいいかわかんないのよー」
おろろろろーんと嘆く久保田先生。突然、ひらめいたように瞳を輝かせて月と月詠の手をにぎる。
「ねっ。ふたりはおしゃれさんだし、何を着ていくのがいいかアドバイスもらえないかなっ」
「私は構いませんよ。デザインのヒントも得られそうですし。月詠さんはどうだろうか」
「面白そうだから付き合おう。
で、その同窓会はどこでやるのかな? それによって服の方向性も変わるから」
「ええと、ホテルでビュッフェ形式らしいわ。お知らせを確認するからちょっと待って~」
スマホを取り出してお知らせを確認する久保田先生。
場所は新幹線が止まる大きな駅の中堅ホテル。夕方から立食形式で行われるようだ。そのあと希望者で二次会に行くらしい。久保田先生は家からまっすぐ会場に向かう予定だ。
「ホテルでやるパーティーならちょっと派手でいいんじゃないかな。ドレスコードはあるの?」
月詠の問いに久保田先生が首を横に振る。
「何も言われてないけど、仕事帰りや子供連れてくる人が割といるらしいわ!」
「話を聞く限りヒールは低い方がいいかもしれませんね。先生は元々ヒールの高いくつをはかないし、立食形式なら疲れにくい靴のほうがいいでしょう」
「確かに! 私、見た目重視で長く立ってること忘れてたわ……」
月の言葉に目を見開いてハッとした表情をする久保田先生。ある程度方向性が見えてきたので、月と月詠が目と目を合わせて頷く。
「後は色かな。大人っぽさを出すなら黒、グレー、ベージュがいいだろう。せっかく教師という職なのだしそれをアピールして知的に攻めるといいと思う」
「んーと。スーツとか、そういう?」
うむ、と月詠が親指を立てる。
「実のところ、今着ている仕事用の服はなかなか様になっていると思うんだ。ピンクは今の季節に合うし先生にも似合っている。おしり小さいからパンツスーツでいいんじゃないか?」
月詠の指摘を聞いて月がじっと久保田先生を眺める。髪、顔、胸、腹、尻、足をさっと確認した。
「私もパンツスタイルはいいと思います。加えると背中を出した服も似合いそうに思いますね。先生は細身で色白だから、髪をアップにして背中を出したら印象は変わるでしょうね」
「背中……! そういう服は見たことあるわ。でも、あの服ってその……下着ってどうなっているのかしら。おっぱい見えちゃいそうなんだけど」
「おっぱい……」
月詠は久保田先生の胸、月の胸、自分の胸を順番に眺めた。
そして何も言わなかった。
「下着は別に用意することになりますが、そちらは後ほどご案内します。後はアクセサリーも必要ですね。赤い眼鏡との相性も考えましょう。
折角だし、旅鴉さんにコーディネートをお願いしようかな」
「私か。構わないが。
そうだ。どうせなら先生と月で姉妹風にコーディネイトしようか」
「姉妹風! いいねいいね!」
「……そんな笑顔を見るとやる気を出してしまうな。よし、早速服選びに取り掛かるとしよう」
月詠は満足そうに鼻から太い息をはいて、店員さんを交えて服選びを始めた。サイズの在庫や色の組み合わせを確認する。久保田先生は月と共に店内のソファに座って待つことにした。
「はー。手伝ってもらえてよかったー。ひとりで服を選ぶよりずっと楽しいよー」
「自分のために服を選んでもらうのは嬉しいですよね」
「うん! なんかねー。私って自分が思っているより似合う服いっぱいあるのかな? って嬉しくなっちゃった!」
無邪気な久保田先生の笑顔を向けられて月は眩しそうに目を細めた。
やがて月詠の準備が終わり、選んだ服に久保田先生たちが袖を通す。
「まずは先生だが、背中部分がレースになっていて透けているタイプのパンツドレスを選んだ。先生は普段露出が少ないからな。いきなり丸見えは恥ずかしいだろう」
月詠が久保田先生に選んだのはライトグレーのパンツドレスだ。背中の一部がレースになっているノースリーブタイプで、ヒールが低めの上品な黒のパンプスと合わせている。華奢なネックレスが顔周りを華やかに仕上げていた。
「わーっ、すごーーい! 私、今、おしゃれな人みたい!」
「お似合いですよ、先生」
「月ちゃん、ありがとう! この服かわいいのに動きやすいのもいいなあ。靴もお休みの日にはいていけそうで素敵!」
月詠の鼻がみょみょっと伸びた。
「うむ、服は着たいかどうかも大事だからな。それでは、次は月の番だ。姉妹風がテーマだから、背中が開いた服と素材で統一感を持たせてみたよ」
月詠が月に選んだのはダークグレーのパンツドレスで背中が大きく開いているものだ。二の腕から鎖骨にかけた部分がレースになっている。ピンクベージュのレースの日傘と、同じ素材のヒールの高めの靴が月の白銀の髪に馴染んでいた。
「月ちゃん、かわいい! 大人っぽいのにかわいい! 優しい雰囲気ね。月ちゃんピンク似合うなぁ!」
久保田先生がパチパチと手を叩く。
「ありがとう、先生。そして、旅鴉さん。
小柄な私でも違和感のないパンツドレスのコーディネートとは流石旅鴉さんだ」
加えて月はこちらの服は全部買ってしまおうと心で呟く。胸に温かい血が流れるのを感じていた。
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担当ゲームマスター
相馬 円
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年06月15日
参加申し込みの期限
2017年06月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年06月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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