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【腐女子立つ】
浮月の行動を止められないまま数日が過ぎた。
そんな中、とある一団が動き出した。
時は昼休み。場所は視聴覚室。
使用中のプレートが下げられた視聴覚室の前には『寝子高婦人会』と書かれている縦に細長いホワイトボードが設置されていた。
『寝子高婦人会』、それはPTAとは何ら関係ない。
今回の事件を機に急遽立ちあげられた、寝子高の腐女子が集う会合である。
ちなみに敢えて「腐」の字を使ってないのは、隠れ腐女子達へのささやかな配慮だったりする。
「今日皆に集まって貰ったのは他でもない、今噂の浮月先輩の問題について話し合う為だよ」
ブラインドが引かれ、薄暗い会議室。
議長席で手を組み、その上に顎をのせて渋い顔をしているのは
常盤 四月
だった。
四月は周囲に隠してはいるが高校生漫画家であり、自らBL漫画を執筆している根っからの腐女子だ。好きなものは……眼鏡受け。
普段はもっとのんびりとした雰囲気の少女のはずだが、今日は議長モードに入っている為喋り方もどこか凛としている。
「この問題についてどう思ってるか、皆の意見を聞きたいな」
「BLを知らない一般の人に自分の妄想を語るのはよくないです。BLとは本来アブノーマルなもの。一般人から嫌悪されても仕方の無いものですから……それを先輩に伝えたいです」
静かに、しかしはっきりと自分の意見を述べたのは
神崎 昴
。
美術科で漫画を専攻している隠れ同人作家の腐女子である。
ふんわりとした可愛らしさにのんびりとした雰囲気を持つ彼女だが、自分の考えていることははっきり言える性格のようだった。
「腐女子が住みやすい環境を作るのがボクの仕事だ。暴走のしすぎは駄目だがそれまでは手伝ってやりたい」
長い黒髪をかきあげながら淡々とクールに発言したのは
神城 凛
。
あまり感情が表情にでない人形のような端正な顔立ちをした少女だが、彼女もまた腐女子だった。
ちなみにニャンダムの推しキャラはラクシーン公国の逞しい系イケメン・アベル中佐。
「僕は先輩の力に興味あるな~♪ 面白そうだもん!」
明るい調子で楽しそうに話すのは
響 タルト
。
面白いことに首を突っ込むのが好きな雑食系腐女子である。
彼女は浮月の話に食いつく気満々だったが、同時に浮月の話を聞いた男子の反応も楽しみなようだった。
「あれ、そういえば桃原さんは?」
声をかけたはずなのにこの場にいない
桃原 空音
の所在が解らず首を傾げる四月に凛は「さぁ」と肩を竦める。昴とタルトも首を横に振ったことからこの場にいる誰も空音がどこで何をしているか知っている者はいないようだった。
「仕方ない、私達だけで浮月先輩とお話しにいこう! それで同じ腐女子として行動を改めて貰えるよう説得しよう!!」
「「「おー!!!」」」
腐女子達が団結して士気を高めているその頃……。
「え、ニャンダム? あれ面白いですよね!」
「でしょ、でしょ、そうでしょ!?」
学食の隅で浮月と一緒に盛り上がる女子がいた。
彼女の名前は
普堂 しおり
。
自覚こそないものの、中学時代の先輩達によって腐の種を植え付けられた潜在的腐女子である。
そんな彼女は浮月が喜々として語るBL妄想を、まるで吸水ポリマーが水を吸うようにすんなり受け止めていく。
頭の中に流れてくる映像に自分の中にあった空白を埋められていく感覚に、しおりは素直に感動した。
頭の中に鮮明なイメージが流れこんでくるのがおかしなこと、そう、それが浮月のろっこんの力だとは全く気付いていない。
「テオル君がノンノばかり構うから大佐が嫉妬するんだね。整備士のアオヤ君はシゲミちゃんと仲良さそうだけど、実はアズミ艦長が本命……なるほど! 先輩すごい! 場面が鮮明に浮かんでくる!」
「解ってくれて嬉しいわ、しおりちゃん!ああ、解ってくれる子と話すとやっぱり楽しいわね。そうだ、この本貸してあげる!」
「わぁ、いいの!?先輩、ありがとう!」
こうして浮月の力によって寝子高に新たな腐女子が生まれた。
それはまだいいのだが、堪ったものではないのは近くの席にいたもれいびである生徒達である。
彼らは直接浮月に語られたわけではないのでさほど鮮明なイメージが流れ込んでくるわけではないのだが、興奮気味に語る浮月のある程度近くにいると余波は避けられない。
ぼんやりとたが、頭の中に延々とBL映像が流れ込んでくれば奮発して頼んだ寝子まんまを前にしても食欲がわくわけがない。いつもならペロリと平らげられるスタミナ丼では胸やけを起こすし、AランチとBランチでも残してしまう生徒が現れ始めた。
浮月の放つ腐の波動は着実に学食にいる生徒達の正気度をガリガリと削っていく。
「そこまでだよっ、浮月先輩!」
そんな中、ついに彼女らがやってきた。
「えっと……あなた達は?」
「『寝子高婦人会』、
常盤 四月
!」
「同じく……
神崎 昴
」
「
神城 凛
だ」
「えへへっ、
響 タルト
だよっ」
『寝子高婦人会』の面々が浮月としおりを取り囲む。
取り囲まれた二人は事態が呑み込めず、頭に疑問符をいくつも浮かべながら自分達を取り囲む女子をきょろきょろと見渡す。
「あの、私に何か?」
こほんと小さな咳払いを一つした四月が口を開く。
「先輩とちょっとお話ししたくて」
「でも、流石にここは人目を惹いちゃうね」
「そうだな、話し合いにはもう少し静かな場所が良い」
「じゃあ体育館裏とかどうかな?呼び出しの定番!」
「えっ? えっ? ええ!?」
四月の後に昴、凛、タルトが続き、食堂から場所を移すことを提案。
浮月の同意を得る前に、というより彼女がBLトークを再開させる前に4人がかりで浮月を人気のない校舎裏へと連行する。
「な、なんで私まで~!?」
巻き添えを食らったしおりの叫びを最後に食堂は静けさを取り戻す。
「なんだったんだ、あれ」
一部始終を遠巻きに眺めていた
逆巻 天野
が眉間に皺を寄せて首を傾げる。
「まぁ、いいや。僕には関係ない」
嫌な予感をひしひしと感じつつ、面倒事に巻き込まれてなるものかとその場を離れようとした天野だったが……。
「逆巻! 大変だ!!」
「邪衣。どうしたんだい?」
天野と同じ猫鳴館の
邪衣 士
が何やら慌てた様子でやってきた。
天野の中で嫌な予感がどんどん高まっていく。
「変態が出た!」
ま た か 。
士の言葉を聞いて能面のようになった天野の顔には確かにそう書かれていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
本条小鹿
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年05月27日
参加申し込みの期限
2013年06月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年06月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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