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【バレンタイン】学生達のValentine's Day!
【バレンタイン/スウィート】
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●貴方との幸せな時間
朝、いつものように
御巫 時子
は学校に着くとすぐ、理科室へ足を向けた。開きっぱなしの扉から見えるのは、化学教師
五十嵐 尚輝
の白衣姿。重い前髪からはたして周囲が見えてるのだろうか、1人ぶつぶつ言いながら、各テーブルに何やら実験器具を用意している。1限目の授業の支度だろう。時子はその姿にふふと微笑むと、声をかけた。
「おはようございます」
尚輝がのんびりと振り返った。
「ああ、おはようございます御巫さん」
時子は小さくお辞儀をして理科室に入ると、持参した尚輝のお弁当を彼に手渡し言った。
「インフルエンザも流行ってますし、睡眠をとってしっかり体を温めて、体調を崩さない様に気を付けて下さいね……」
心配する時子の言葉に、尚輝はそのもっさりした頭を申し訳なさそうに掻いた。
「お弁当といい……いつもありがとうございます」
時子は微笑みながら小さく首を振ると、放課後にまた来ますと言い残して理科室を後にした。
その後ろ姿には、
尚輝に選んでもらった
牡丹色のバレッタ
。時子のお気に入りだ。自分が着けている姿を見て欲しいという時子の乙女心を、尚輝は気付いているだろうか。尚輝は彼女の姿を見送ると、ふっと小さく笑い、また授業の用意を再開した。
バレンタインで浮き立っているのだろう、生徒達の喧噪が切れ切れに廊下から届いているが、扉を閉めてしまえばその音は殆ど聞こえなくなる。いつものようにお弁当箱を受け取るため理科室に来た時子は、そのままビーカーに淹れられたコーヒーを尚輝から受け取り、穏やかな時間を過ごしていた。
「……このコーヒー、美味いですね」
尚輝がおやと前髪の中の眉を上げる。今日のコーヒーは時子が持参した物だった。時子が嬉しそうに微笑む。
「お店でチョコに合うコーヒーを選んで貰ったんです。授業も終わりましたし、少しゆっくりしませんか……?」
そう言って時子は鞄から出した箱を机の上に載せた。そしてその箱を開くと、
幾つかのチョコ
が姿を現した。
「今日はバレンタインなので……」
小さく言いながら時子はちょっと恥ずかしげに俯いた。
チョコは時子の手作り。手軽に食べられて、日持ちもして身体にも良い物をと時子は考え、カカオの純度が高めのナッツ入りチョコを作ったのだ。自分の身体に無頓着な尚輝が少しでも健康でいられるようにと甘さ控えめなチョコレート。足りない分の甘さは時子の想いが十分補っていた。
どうぞと勧められた尚輝は、いいんですかと箱を覗き込む。そしてひょいとハート型のチョコをつまみ、口に放り込んだ。
味わう尚輝の姿を、時子はドキドキしながら見守っていた。ビーカーを持つ手に知らず知らず力が入る。食べ終わった尚輝に、時子は恐る恐る声をかけた。
「尚輝先生、お口に合いましたか……?」
尚輝はゆっくりと自分のビーカーからコーヒーを一口啜ると、その前髪に見え隠れする瞳を優しげに細めた。
「うん、美味しいです。ありがとうございます」
花のような笑みが時子の顔に広がった。
その後2人は、様々な話をして過ごした。尚輝のバレンタインの思い出や、お弁当のおかずのリクエスト。ゆっくりと、穏やかに時が過ぎていく。それはいつもの光景だった。
時子が帰り、尚輝は1人理科室でぼんやりしていた。
机には時子から貰ったチョコ。箱の蓋の上に置かれているのはメッセージカード。それを尚輝は手に取った。
そこには丁寧な字で『感謝と想いを込めて』とあり、その下にチョコで使ったナッツの種類と栄養素まで書かれていた。
それを窓辺で読みながら、尚輝は小さく微笑んだ。カードを静かに戻し、尚輝は時子のチョコを手に取ろうとして、ふとその手を止めた。
「髪飾りの事言い忘れた……」
似合ってる、と言おうと思ったのに。
尚輝は少し考えていたが、うん、と軽く頷いた。
また月曜日にでも言おう。きっと彼女は来るだろうから。
尚輝は安心したようにチョコを手にする。そしてそれを口に運ぶと、ゆっくりとコーヒーを啜った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
KAN
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
恋愛
NPC交流
定員
1000人
参加キャラクター数
46人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年09月15日
参加申し込みの期限
2016年09月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年09月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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