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【バレンタイン】フェアリィテイルとチョコレート!
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「バレンタイン、遂にやって来たぞ、僕の待ち望んだバレンタインが!」
既に学校にいる間に友人や世話になった人達に友チョコを渡し終えた
ロベルト・エメリヤノフ
が堪え切れずに呟いた。学校は午前で終わり、午後はロベルトが情熱を燃やす美少年……しかも2人とスイーツ・ビュッフェに行く約束をしているのだから、ロベルトからすれば叫ばなかっただけマシというもの。
この世は薔薇色! 最高! という気分で
来島 アカリ
と
獅子目 悠月
を伴って『ステッラ・デッラ・コリーナ』へとやって来た。ロベルトが事前に借りてきた衣装をアカリと悠月の前に出す。
「ごめん、衣装が少なかったみたいで一着だけ……アリスになってしまうんだけど……ジャンケンでいいかい?」
「えっ」
「負けなければいいだけだろ?」
強気な悠月の発言に、アカリも覚悟を決めてジャンケン勝負へと挑むんだ。結果は、と言えば。
「アリスのお茶会……なるほど、中々いいビュッフェだ。このマッドハッターの衣装も悪くない。ロベルトの白ウサギもよく似合っている」
「そうかな? 獅子目はボルドーのジャケットと帽子が合うね! 来島も、そのアリスの衣装から伸びる足……また白いニーハイソックスがよく似合ってるよ!」
「ふっ……そうだな、来島もお似合いだぞ」
「う、嬉しくない……!!」
ジャンケンで負けたのが悪いのだが、それにしても1人女装は居心地が悪い。ただ、似合っているというのは本当の事で、アリスの衣装に身を包んだアカリは美少女にしか見えなかった。
まあまあ、と宥めるロベルトはニコニコしながらアカリの脚線美を眺めつつ、案内された席へ2人を連れて行く。
「本日はアリスのお茶会にご参加ありがとうございます、お茶会は90分の時間制で……って、ロベルト先輩に獅子目に……来島!?」
「あれー楢木だ。バイトかい? いいね、その制服似合ってる」
「先輩達もアリスの衣装似合ってるっす」
アカリの何か言いたげな視線を感じたけれど、余計な事は言うまいと
楢木 春彦
は案内の口上を続ける。
「それでは、ごゆっくりお楽しみ下さい」
卒なく頭を下げて違うテーブルに向かう春彦にひらひらと手を振ると、悠月が鞄から正方形の箱を2つ取り出した。
「ビュッフェのスイーツを食べる前に、約束のチョコだ。まあ……それなりに上手くできたから楽しみにしろ」
「ありがとう! 嬉しいな……さっそく頂こうかな」
ロベルトが渡された箱を開ければ、10センチよりは小さめな綺麗にデコレーションされた生チョコケーキが苺を載せて現れる。
「……これは来島のだ」
「え?」
意外だと言わんばかりの顔をアカリが悠月に向けると、
「なんだその顔は……。お前にも食べさせないと、来島のチョコよりうまいと認めさせられないから作っただけで、他意はない」
「……ありがと」
悠月の分は何も用意していなくて、何か用意した方が良かっただろうかと思いつつアカリが悠月から渡された箱を開ける。ロベルトと同じ生チョコケーキだったけれど、ロベルトのよりは小さめで載っている苺の数も少ない。
「うーん、美味しいよこれ!」
「……うん、美味い」
ロベルトは蕩けるような笑顔を浮かべながら、アカリはほんの少し素っ気無く、けれど感謝の気持ちを込めて感想を伝えた。
「それじゃあ僕からもこれを!」
ロベルトが取り出した物を悠月とアカリへ渡す。それは綺麗にラッピングされていて、開けてみてよと促されて2人はなるべく丁寧にラッピングを剥いでいく。
悠月に贈られたのはビターチョコのカップケーキとネクタイピン。ネクタイピンを手に取って、悠月は一瞬だけむくれたような表情を浮かべた。
「……嫌だったかな?」
「違う……嬉しいから悔しいんだ、こちらばかりで負けた気がする」
悠月好みのデザインで使い勝手が良さそうなネクタイピンを、大事そうに箱に仕舞って鞄へと入れる。アカリのは悠月と同じカップケーキだけれど味は苺で、もう1つの包みから出てきたのはアカリが好きな色のマフラーだった。
「チョコ、ありがとうございます。マフラーも、大切に使います……ね」
さり気ない気遣いがアカリの胸にじわりと染みる。にやけそうになる顔を隠すように、悠月からもらった生チョコケーキとロベルトからもらったカップケーキを食べた。アカリも今渡せばよかっただろうかと考えたけれど、悠月がいる前で渡すのは嫌だったし、そういったつもりはないけれどバレンタインは恋のイベントでもある為、そうしても人前で渡すのは憚られた。意識しすぎなのはわかっていたけれど、できればロベルトと2人っきりになった時に……。
空になったカップケーキのカップを眺めながら、ちゃんと渡せるだろうかと考えつつアカリはロベルトと悠月の後ろに付いてビュッフェのスイーツを取りに行った。
並んだスイーツは色鮮やかで、ちょっとした悩みも吹き飛ぶほど。アカリは折角だしとアリスにちなんで『Eat Me』と書かれたクッキーと『Drink Me』と書かれた札がぶら下がったソフトドリンクを取る。悠月は帽子の砂糖菓子が載ったミルクティー味のケーキとチョコレート、ロベルトは懐中時計を模した小さめのアップルパイにトランプ模様のサンドイッチを皿に載せて席へと戻る。
「いただきます……ん、おいしい」
「見た目も華やかだし味もいいな」
「いただきます! うん、味も美味しい!」
お昼を食べずに来たのと、食べ盛りな男子高校生と言うこともあってか、お行儀はいいけれど3人の食べる勢いは止まらない。あれもこれもと、全種類制覇する勢いだ。
「このミルクティー味のクリームは絶品だぞ。……そうだ、さっきのお返しには足りないかもしれないが」
悠月が気に入ったケーキをフォークに載せて、ロベルトの前へと差し出す。
「ロベルト、口を開けろ。ほら、あーん、だ」
「獅子目が自分からあーん、を…!? やった! 嬉しい!」
感無量と言った風にロベルトが口を開けて悠月の差し出すケーキをぱくり。幸せそうなロベルトをアカリが横目で眺めると、思い切ったように自分も『Eat Me』と書かれたクッキーを差し出した。
「来島も!? 今日はなんていい日なんだ……!」
躊躇いなくロベルトが差し出されたクッキーに齧り付く。そのままアカリの指を食べてしまうような勢いでクッキーを食べきると、ごちそうさまと笑った。その笑顔に照れながら自分もクッキーを齧る。それから、このあと自分が作ったチョコレートを渡すことを思い出す。
それって滅茶苦茶ハードルが上がってるんじゃないか……? そう気が付くと変な緊張を感じてしまい、味がよくわからなくなってきたアカリはソフトドリンクを飲み干した。甘いけれど爽快な微炭酸が軽く喉を焼きながら、胃へと流れ込んでいった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
加持蜜子
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
1000人
参加キャラクター数
76人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年09月19日
参加申し込みの期限
2016年09月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年09月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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