夕暮れの旧市街、そのレトロな街並みの中に
すっかりと溶けこむ一軒の豆腐屋があった
古びた外観、辺りに漂う大豆の匂い
・・どこからかあの独特な笛の音が聞こえてくるような感じさえする
そんな豆腐屋の中を覗いてみると、一人の男性が笑顔で声をかけてきた
「いらっしゃい、今日は何をお求めかな?」
・・そうだね、僕も暫く島から離れてたから分かるよ
変わった物は確かに沢山あったけど、空気や雰囲気はあの頃のままだったなぁ(遠い目)
うーん、まぁ料理が君の趣味って言うんなら良いんだけどね・・
(猫鳴館に入ってるという事は何かしらの、
もしかすると金銭的な事情があるんだろうと思い、深くは言えない)
ああ、なんといっても毎日大量に出るからねー(苦笑
うちの店でも、卯の花とかクッキーとかドーナツとかを作って少しでも消費するようにしてるけど
それにも限界があるし・・産業廃棄物になるよりは食べて貰った方が
こちらとしても嬉しいよ、遠慮しなくていいからね(にこり
ああ、そうか連絡先だね
えっと、○☓○-▲○□-☓☓□○○だよ
朝は忙しいから6時以降に掛けてくれると助かるかな