…そして彼らは動き出した…あるものは授業をさぼりあるものは交替で授業に行きまたあるものは地元の手伝いやら清掃に…
と、いうわけで愚連隊も無事に完成。とはいえまだ人数不足だぁ…
ううむ、がんばろう
(和哉の言葉を聞いてゆっくりと目を閉じながら)
…この島で従妹に何が起こったか解らない。解らないがゆえに苦しい事もある
余もまだまだ修練が足りぬな。一目見れぬ姿になった時は年甲斐もなく泣いた事もある
…ただ、傍にいて、支えるだけ、か…
この島で、それらが出来ていた者がいたのだろうか…
本当に、ただ傍にいて、拒絶せずに従妹の言葉を聞いてくれたかどうか…
(ここで何かを言葉にしようとして口を開けるが、そのままゆっくりと口を閉ざして)
…この話は止めよう。余が考えすぎても仕方がない事である
もう過ぎた事であるぞ。今の従妹は元気である。何も問題は無い。そうであるならば、もうそれは過去の話である
過去を思い出すなとは言わない。ただ引きずってもならない
それらが過ちと思うならば、ただひたすらに心を落ち着かせて、直すべき所を直して、そして改善する
余はいつもそうしている。これからもそうするつもりであるぞ。「生を謳歌する」と言う信念がある限り
さて、そのドロップを頂くとしよう。…サンマドロップ、か…