…そして彼らは動き出した…あるものは授業をさぼりあるものは交替で授業に行きまたあるものは地元の手伝いやら清掃に…
と、いうわけで愚連隊も無事に完成。とはいえまだ人数不足だぁ…
ううむ、がんばろう
改造刀を作る時はよくよく考えて行うべきである
余の刀は(またゆっくりと抜いて、地面をコンコンと叩き)見ての通り練習用の刀である
ただ、これ自体殺傷能力はある。先端は鋭利で刺突は突き刺さる
思いっきり振り下ろせば鉄パイプで殴るのと同じ事であるぞ
危険な物なので「正当な理由無しに携行する事は許可されない」のである
と、言う訳で改造刀を作る時は安全性を考慮して携行しない様にすると良い
余りに危険な物や目立つ物を持って外に出ればすぐさま補導されるぞ
注意して、作るが良い(またゆっくりと刀を納める)
ふむ、従妹も余も良く心配性と言われている
…誰に似たのであろうか…叔母であろうか…(目をゆっくりと閉じて顎に手を当てて考えながら)
いや、構わないぞ。数多の者達の言葉に耳を傾ける事も重要な事である
真面目不真面目は関係ないぞ。その者達もちゃんとした考えを持っている
そうであるならば、様々な意見を聞いて、それを自分の中で筋道を立てて組み立てれば良い
それが心を磨く術であり、生を謳歌する事であるぞ
世の中には科学で割り切れぬ事も多い
とは言え、この島で超常現象が多発しているのならば世の中の理が乱れているのであろう
それ自体は構わない。それもまた世界の形。しかし乱れはいずれ正さねばならないぞ(僅かに数度頷き)
(ダンボール箱が横切るのを見れば)
かの者がその妹であるか…
…そっとしておいた方が良いな。下手にダンボール箱を取ろうとすると逆に驚いて逃げてしまおう
優しく見守る事にしよう