みんなでひとつの作品を作り上げるのだ!
学園もの、恋愛、バトル、SF、ホラー、コメディ……どんな展開になるかはみんな次第だよ!
連投にならない限り、自由に投稿してみよう!
なにか困ったことが出てきたら雑談掲示板で決めるのだ!
「…………じゃあどうするのが最善だったんだよ?」
「さっき言っただろ。話すしか無かった。そもそもあの女の行動範囲内にいた事自体が間違いだったんだ。……何だその目は」
僕は苛立ち混じりに声を上げた。レオは釈然としない返答をしそれは更に僕を苛立たせた。
僕はあれこれ言われて正確に処理できるほど賢いわけでもない。
文句を言うくらいなら常に側について、指示を出して欲しいぐらいだ。
レオは何回も世界を行き来しているんだ。僕より経験は豊富だし、いざというときの対処法も彼ならいくらでも考えうるだろうに。
「レオは肝心なときに居ないか何も言わないよね」
「俺はあれこれ指示できる立場じゃないからな」
「どうしてだい? 君なら僕なんかより適切な判断出来るだろうに」
「……ダメだ。俺の考えは“奴”には手に取るようにわかる。嬉しくねぇことに“奴”とは長い付き合いだからな。“奴”は俺が虹色の猫のヒゲに近づくならば確実に邪魔しに来る」
「奴って?」
「お前も会ったはずだ。あの仮面のガキだよ」
僕は思い出した。少年のケラケラと笑う声と、鼻を突くような鉄の匂い。赤黒く染まった床。
「……君たちはどういう関係なんだい?」
「敵対関係。俺が9回も時を遡って争わなければならない程度の因果関係だ」