みんなでひとつの作品を作り上げるのだ!
学園もの、恋愛、バトル、SF、ホラー、コメディ……どんな展開になるかはみんな次第だよ!
連投にならない限り、自由に投稿してみよう!
なにか困ったことが出てきたら雑談掲示板で決めるのだ!
僕は考えた。
透に見つかるのは不安だが……このまま公園で寝て体調を崩したり、アクシデントに遭ったりすることを考えると、一日でもゆっくり寝られるのはありがたい。
肝心な時に体調不良で失敗、なんてことだけは避けなくてはならない。
「ありがとう。行ってもいいかい」
僕の返答に、茜の表情が明るくなった。
「よし! 独りで抱え込んでるよりそのほうが絶対いいって。後で連絡……、あ、それだとあっちの一樹につながっちまうのか、ややこしいな」
ちょっと考えて茜は言った。
「22時頃うちに来いよ。門開けて待ってる」
「わかった、本当にありがとう」
「気にすんなよ、友達だろ。飯食べるお金はあるのか?」
「大丈夫だよ」
この上世話になるわけにはいかないと、ポケットを探っている茜を止める。
「そうか……じゃせめてこれでも」
ポケットから無造作に取り出した飴玉を渡され、ありがたくいただく。
「そんじゃまた夜にな。気をつけろよ」
茜は走り去った。