みんなでひとつの作品を作り上げるのだ!
学園もの、恋愛、バトル、SF、ホラー、コメディ……どんな展開になるかはみんな次第だよ!
連投にならない限り、自由に投稿してみよう!
なにか困ったことが出てきたら雑談掲示板で決めるのだ!
茜は電話を誰かにかけ、そして直ぐに電話を切った。
と思うと再び電話をかけてまたすぐに切った。
茜は用が済んだのか僕のところに戻ってくる。
「……今携帯の電源入ってるか?」
戻ってくるなり僕の携帯電話を見せてくれと言ったので、僕はメールの中身は見るなよと言って渡した。
茜はなんで圏外なんだ?と首を傾げたが、時間を超えた関係なんだろうと肩をすくめた。
「今、一樹の電話番号に電話をかけたんだよ。そしたら普通に一樹が出てきて、兄貴と一緒に居るって言うし、兄貴に電話をかけてみたらやっぱり一樹と一緒に居るって言われてな……。アリバイ工作を疑おうにも発信履歴は未来の数字だったり、今日の日付で兄貴にそもそも電話しれなかったみてーだし…………やっぱり、お前の話は本当だったのか?」
にわかに信じがたい、と言った困惑の表情を見せる茜に僕は頷くしか出来ない。
「……寝るところはどうすんだよ?」
「金も限られてる以上、そこら辺で野宿しかないなぁ」
これに関してはにっちもさっちもいかない。ギリギリ1週間分の食費をまかなえるぐらいで、余計なお金を使う余裕なんて殆ど無い。
「だったら、うちに来い。めったに人が来ない倉庫があるんだ。兄貴に見られるかもしれねーがそれさえ気をつければ……」