みんなでひとつの作品を作り上げるのだ!
学園もの、恋愛、バトル、SF、ホラー、コメディ……どんな展開になるかはみんな次第だよ!
連投にならない限り、自由に投稿してみよう!
なにか困ったことが出てきたら雑談掲示板で決めるのだ!
僕は必死に記憶を辿った。
この1週間で茜にあったか?
あぁ、ダメだ。それ以前に茜は透の妹だ。この事を茜が透に話さないわけがない。
当然、同じクラスの友人である透とは毎日顔を合わせているのだ。
学校で出会った『過去の僕』が怪訝な顔をすれば、透も何かがおかしいことに気づいてしまう。
最善の策は? 一番避けなければならない状況は? なんだ? 僕はどうするべきなんだ?
軽いパニックに陥り口をパクパクさせる僕をよそに、茜は茜なりに解釈する。
「ははーん、家出か? 親と喧嘩したとかで。
何も持たないでこんなところで寝てるなんてお前もバカだなー。宿に困ったらうちに来ればいいのに」
そう出来たらどれだけ楽だったか。言いかけるが口を噤む。
レオの話を聞く限り、過去の僕と今の僕が出会ってしまう事が一番まずいと思われる。
また、過去の僕が何かに気づいて、行動を変えてしまうことも避けたい。
万が一、春奈との約束の場所を変えたり、約束をしないということになった場合、
春奈の事故死は避けられるだろう。しかし、他の要因で死んでしまう可能性が高い。
何が起こるかわからない以上、不確定要素は作りたくなかった。
茜はもう、ここで出会ってしまった以上、ごまかしが効かない。
僕は賭けに出ることにした。
ここで全て話してしまおう。その上で全てを秘密にしてもらう。
僕の話を信じてくれることを祈った。