みんなでひとつの作品を作り上げるのだ!
学園もの、恋愛、バトル、SF、ホラー、コメディ……どんな展開になるかはみんな次第だよ!
連投にならない限り、自由に投稿してみよう!
なにか困ったことが出てきたら雑談掲示板で決めるのだ!
頭を起こすと、心配そうな顔をした小柄な少女の姿が目に入る。
「一体全体どうしたって言うんだよ、一樹。やっぱり何か問題を抱えているのか? 詮索しないとは言ったが家に帰ってないっていうんじゃ話は別だぞ」
「茜!? え、何でこんな時間に」
背筋を駆け抜ける冷気は、布団もかけずに野外で寝たことによるものか、それとも予想外の事態に対する驚愕のためか。
混乱する僕の姿に、茜は軽く溜息をついた。
「こんな時間って、朝の5時だぞ? 別にランニング位してたっておかしかないだろう?」
「それは……うん、そうだね」
詰問するような茜の視線から顔を背けつつ、僕は必死に頭を働かせる。
この1週間で「過去の僕」は茜と話をすることがあっただろうか?
もしあったとするなら事態は深刻だ。
公園で寝ている僕の姿を見た茜が、「過去の僕」と顔を合わせた時にそれを話題に出さないはずがない。
どうする、どうすればいい?
全部話すしかないのか?