みんなでひとつの作品を作り上げるのだ!
学園もの、恋愛、バトル、SF、ホラー、コメディ……どんな展開になるかはみんな次第だよ!
連投にならない限り、自由に投稿してみよう!
なにか困ったことが出てきたら雑談掲示板で決めるのだ!
今まで忘れていた寒さに、僕は震えた。
真冬でないのは幸いだったが、夏だったらよかったのに。
とはいえ、それはそれで夜でも公園に人目がある可能性が高くなり、困ったかもしれないのだが。
人目につかなそうな場所を探し、植込みの陰に横たわり丸まると、暖かく重い物が上に乗ってきた。
「重いよ」
僕はレオに文句を言った。
「猫は寒さに弱えんだよ。お前だって暖かいだろ、感謝しろ」
確かにこの温もりはありがたかった。
熱だけの問題ではない。
一人でこんな状態に置かれていたら、僕の心は耐えられなかったろう。
これからどうしようか。寝る場所はともかく食べ物は?
財布のお金は、倹約すれば7日間持つだろうか? 僕はともかくレオにも準備する必要があるのか?
答えが出ないまま、僕はいつの間にかまどろんでいた。
「おい、こんなところで寝てるのか?」
そんな声に僕の眠りは破られた。
辺りはうっすら明るくなっているところを見ると、けっこう眠っていたのだろうか。
レオじゃない。僕を起こしたのは、誰だ?