みんなでひとつの作品を作り上げるのだ!
学園もの、恋愛、バトル、SF、ホラー、コメディ……どんな展開になるかはみんな次第だよ!
連投にならない限り、自由に投稿してみよう!
なにか困ったことが出てきたら雑談掲示板で決めるのだ!
あえて触れないように、考えないようにしていたのに。
僕は仮面の少年につられて足元を見てしまった。
そのおびただしい凄惨な赤い痕跡、強烈な鉄の匂いに吐き気を催した。
「……僕には……関係ないから」
「関係ないわけ無いでしょ? 薄々わかってるんじゃないのかい? 認めたくないだけで」
「…………」
「君のだよ。“失敗した”君の血液だよ」
見透かしたかのような少年の声に心臓が掴まれたような感覚を覚えた。
「正確には君ではないけれど……どちらにしろ同じ人間だし、事情も成り行きも動機も似たようなものだ」
少年は謡う様にレオに問う。
「レオ、君の隣に突っ立っている彼は何人目か覚えてるかい?」
「…………9人だ」
――それじゃ、これがラストチャンスだね。
彼はケタケタとレオを馬鹿にするように笑った。