みんなでひとつの作品を作り上げるのだ!
学園もの、恋愛、バトル、SF、ホラー、コメディ……どんな展開になるかはみんな次第だよ!
連投にならない限り、自由に投稿してみよう!
なにか困ったことが出てきたら雑談掲示板で決めるのだ!
これはどういうことなのだろう。
傍らのレオに目を落とせば、彼も状況を計りかねているようで、じっと警戒するように仮面の少年を見つめている。
困惑する僕らとは対照的に、虹色の猫と仮面の少年は、まるで自分の振る舞いを邪魔する相手などこの世に存在しないとでも言いたげなくつろいだ様子でこちらに視線を向けていた。
「『初めまして』……という言葉は正しくないんだけど、まあ便宜的に言っておこうか。初めまして」
くすくすと笑う相手に警戒心を引き揚げながら、僕は乾いた唇を開く。
「君は……その虹色の猫と何か関係が?」
「あるよ。この世で僕に関係ないことなんてないんだから」
謳うように拍子を付けたふざけた口調でそう言うと、少年はひょいと立ち上がって虹色の猫の頭を撫で始める。
「ほら、この子の髭が欲しいんだろう? もっと近づいたらどうだい? ……もっとも、近づけたらの話だけどね」