みんなでひとつの作品を作り上げるのだ!
学園もの、恋愛、バトル、SF、ホラー、コメディ……どんな展開になるかはみんな次第だよ!
連投にならない限り、自由に投稿してみよう!
なにか困ったことが出てきたら雑談掲示板で決めるのだ!
二階の廊下は予想していたよりも長かった。
蜘蛛の巣や茶色い染みに覆われ……そして、あまり視界に入れたくない類の虫が這いまわる中で、どこかから差し込んでくる月明かりはいかにも頼りない。
その不気味な雰囲気にゾクゾクと悪寒が走るのを感じながら、意を決して一歩踏み出そうとした……その瞬間、レオの訝しむような声が聞こえてきた。
「まて、静かに」
「……何かあったのか?」
頭に入り込んできたその言葉に足元を見下ろすと、レオは床のある一点をじっと見つめていた。
「これは……人間の血液だな。しかもまだ固まっていない」
その言葉の意味を理解するのと同時に、レオの苛立ちとも困惑ともつかない声が頭に響いた。
「誰かがいるみたいだな、今、この家に」