みんなでひとつの作品を作り上げるのだ!
学園もの、恋愛、バトル、SF、ホラー、コメディ……どんな展開になるかはみんな次第だよ!
連投にならない限り、自由に投稿してみよう!
なにか困ったことが出てきたら雑談掲示板で決めるのだ!
ドアを開いた瞬間、獣独特の匂いが鼻をついた。
それ当時に、僕は思わず目を疑った。
視界に入るのは猫、猫、猫、猫、猫、猫、猫、猫。
大勢の猫達が、空き家を我が物顔で専有していたのである。
僕が唖然としている間にも、にゃー、にゃーお、と声を上げながら足の間を数匹の猫がすり抜けていく。
「おいおい、聞いてねぇぞ」
と、大勢の猫達を避けたり、視線を合さぬよう反らしたりしながらレオは呻いた。
「気配のわりに数が多すぎる」
レオは小さな鼻ををムズムズさせた。
「猫は人よりも気配を消すのが上手いとか?」
レオは、わけも分からず、まるで見当はずれなことを言う僕の足をはたいた。
「猫である俺が猫の気配を感じることが出来なくてどうすんだ」
呆れたように言うレオ。
「まぁいい、探すなら進むぞ。…この空き家は、何か妙だ」
レオは先導しろと言わんばかりに、偉そうに僕に指図した。