みんなでひとつの作品を作り上げるのだ!
学園もの、恋愛、バトル、SF、ホラー、コメディ……どんな展開になるかはみんな次第だよ!
連投にならない限り、自由に投稿してみよう!
なにか困ったことが出てきたら雑談掲示板で決めるのだ!
視界に入ってきたのは、ショートボブの小柄な少女だった。
夜の暗さもあり一瞬誰か分からなかったが、ほどなくその姿が親しい人のものであることに気が付く。
「……茜? どうしてこんな時間に?」
「それは私のセリフだろうよ……いや、私も人のことは言えないけどさ」
肩を竦めて僕の隣にどすんと座る少女は、親友である透の妹だった。
女子らしからぬやや乱暴な口調と、不機嫌そうな切れ長の瞳は人を寄せ付けない雰囲気を放っているが、いつも透と共にゲームをやったりお菓子を食べたりする気の置けない友人だ。
茜がじっと強い視線をこちらに向けながら言葉を続ける。
「コンビニに飲み物買いに行く途中だったんだけどな、お前の姿が見えたもんでさ。んで、どうしたんだ一樹? 買い物や天体観測って感じじゃなさそうだが? ……何かあったのか?」