みんなでひとつの作品を作り上げるのだ!
学園もの、恋愛、バトル、SF、ホラー、コメディ……どんな展開になるかはみんな次第だよ!
連投にならない限り、自由に投稿してみよう!
なにか困ったことが出てきたら雑談掲示板で決めるのだ!
受話器を取りあげながら、不安になる。
もし、ここで番号を間違えたら?
違う時間軸に飛ばされてしまったりするのだろうか?
ことによると電話などない、戻ってこれない時代に……
「何ボーッとしてる。妙なことを考えるなよ」
レオの声で我に返り、深呼吸した。
後へは引けない。やり直しはきかない。
僕は震える指で、ひとつひとつ確実にプッシュボタンを押していった。
ごく普通に呼び出し音が聞こえる。5回、6回……7回。
つながった。
「もしもし」
受話器の向こうから声が聞こえ、僕は固まった。
と同時に、目の前が揺れた。
地震? いや違う……
何が起きたのかわからないまま、その揺れは一瞬で収まり、受話器からは何も聞こえなくなった。