みんなでひとつの作品を作り上げるのだ!
学園もの、恋愛、バトル、SF、ホラー、コメディ……どんな展開になるかはみんな次第だよ!
連投にならない限り、自由に投稿してみよう!
なにか困ったことが出てきたら雑談掲示板で決めるのだ!
向かった先は、公園の裏手に面した細い道にある公衆電話のボックスだった。
「時間を超える方法っていうのは一つに限らない……いや、もっと正確に言うなら、具体的な行動の差異は問題じゃない、といったところかな? 時間軸を変える力があるかどうかが重要で、その手段はあくまで儀式的なものに過ぎないんだ」
少年は語りつつ、僕にボックスの中へと入るよう促した。
携帯情報端末が普及した現代、もうほとんど誰も使わないだろうボックスは薄汚れ、微かな錆と埃の匂いが鼻孔を刺激する。
ガラリと引き戸を開けると、レオがさっさと中に入っていく。
「さて、中に入ったらこの銀貨を入れて、今から伝える番号に電話をかけてほしい。繋がった瞬間、電話ボックスの外は過去の時間軸へと切り替わるから、後は電話を切ってレオの指示に従ってほしい」
少年はそう言って、僕の手の中に先程弄んでいた銀貨を渡し、すらすらとどこかの電話番号を口にした。
「……その番号ってどこに繋がるんだ?」
「この公衆電話自体の番号さ。7日前の電話にかけることで過去と繋がりを持たせる……といった感じかな?」