みんなでひとつの作品を作り上げるのだ!
学園もの、恋愛、バトル、SF、ホラー、コメディ……どんな展開になるかはみんな次第だよ!
連投にならない限り、自由に投稿してみよう!
なにか困ったことが出てきたら雑談掲示板で決めるのだ!
「……そうか、なら良かった」
電話越しに透の安堵の吐息が聞こえた。
「春奈先輩が亡くなったって聞いてさ、お前がヤケになってないか心配だったんだ」
春奈が死んだ。それを改めて人の口から聞いて、心の底がざわついてモヤモヤしていくのを感じた。
「ヤケにはなってないよ」
口では否定したが、思い返せばあの少年と白い猫に出会っていなかったら、今頃何をしていたかわからないなとも思った。
「ならいいんだ。そろそろ切るぞ」
「うん、ありがとう、おやすみ」
「おやすみー」
電話を切って、僕は天井をぼーっと見上げる。
……あの出来事ももヤケになった故に見てしまった幻想だったらどうしよう。
僕はあれが夢ではない確証が欲しくてポケットに手を突っ込んだ。