みんなでひとつの作品を作り上げるのだ!
学園もの、恋愛、バトル、SF、ホラー、コメディ……どんな展開になるかはみんな次第だよ!
連投にならない限り、自由に投稿してみよう!
なにか困ったことが出てきたら雑談掲示板で決めるのだ!
口ごもる僕の様子を知ってか知らずか、透は何気ない調子で話を始める。
最近夜が冷えるとか、明日の予定はどうとか、宿題はやったかとか、いつも学校でしているのと同じような何てことのない会話だ。
彼女のことを話していいのか考えていた僕も、いつの間にか透との雑談に興じていた。
30分程経って会話が途切れた頃、不意に気になったことを聞いてみる。
「そういえば急に電話なんてどうしたんだ? 何か俺に伝えることでもあったんじゃないのか?」
自分では何気ない言葉のつもりだったが、相手の様子が変わったのが電話越しにも分かった。
「……うんまあ、別に用事と言う程の用事はないぜ。ただちょっと、お前がどうしているか気になってさ」
そこから先を言うべきか否か迷っているらしい友人の深呼吸を聞いて、ようやく彼の意図を察することが出来た。
「……ありがとな。俺は大丈夫だよ。ちゃんと落ち着いている」