みんなでひとつの作品を作り上げるのだ!
学園もの、恋愛、バトル、SF、ホラー、コメディ……どんな展開になるかはみんな次第だよ!
連投にならない限り、自由に投稿してみよう!
なにか困ったことが出てきたら雑談掲示板で決めるのだ!
僕は手の上の飴玉を何とはなしに転がしながら考える。
少年の言っていた「やり直し」が何を意味しているのか、とか。
その言葉が救いとなる段階はとっくに過ぎ去ってしまったはずだ。
行かなかったところで、僕の大切な人がああなってしまった事実が無くなるわけではない。
それが理解できる程度には、僕の心は落ち着いている。
ならばどうしてこんなにも、少年の言葉に心惹かれるのか。
「下らない」
そう呟きつつも、僕はその飴玉を捨てることなく、ポケットに突っ込んで公園を後にする。
その場を去る僕の背中に、猫が別れを告げるような鳴き声を投げかけてきた……ような気がした。