ダンボールハウスの主は言いました。
「この間、おもしろいカードをもらったんだよ。絵柄がとっても綺麗なのっ。
『シマリス書店』さんに、このカードについて載っていて、
引けばどんな事でも、いろんな事が分かるんだって。
すごく面白そうだったから、何冊か解説書も買ってみたんだよっ。
(非常に初心者の気配がする)
それでも、持ち主によっては外れたりもするみたい……
でも、そんな時には魔法の呪文があるって、辻占いをしているおじいさんが教えてくれたの。
「当たるも八卦! 当たらぬも八卦!」
叫んでおけば大丈夫なんだってっ。それでも良ければ占いの勉強も兼ねて、少し占わせてくれないかな?
(テーブルには、絵柄が綺麗なカードが置いてある)
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(端っこに、変なカードが置いてある)
あ、それね。解説書のおまけでついてたのっ。
絵柄が『あんまりにも、へん』だったから、ついカードの方がほしくなっちゃって……
『シマリス書店』さんは何でも売ってるんだねっ。
こっちでも占えるけど……結果もへんだから気をつけてね?
※どちらかお好きなカードをお選びください。綺麗なカードはそれなりに、変なカードはそれっぽい結果がでます。
バイトは……頭脳労働と肉体労働の両極端だなオイ
俺的にゃプログラマーが向いてると自己診断するが……肉体労働……組長の舎弟?まさかな(ブツブツ
器用貧乏……(心当たりがありそうに黙り込む)……よく言われる。むかしっからガリ勉しなくてもそこそこできたし。でもまあそこそこなんだよな……可もなく不可もなく
ここらでいっちょ冒険してみっか?
(独り言から我に返り、脱力した維都月さんから紙コップを受け取る)
お疲れさん
イロモノかと疑ったがサマになってたじゃねーか
アンタは占い師の道に進まねーの?……不躾な質問だったら悪い、そんだけヒトを引きこむ話術があるのに持ち腐れはもったいねえなってさ
(時枝さんに目をとめ 紙コップの中身を一気に飲み干す)
んじゃ、失礼する。聞きてえ事は一通り聞けたし……
……占い代はいくらだ?手持ちは小銭っきゃねーんだが……(ごそごそとポケットをひっくり返していたが、妥協案を閃いて顔を上げる)
もし何かありゃ占いの駄賃代わりに力を貸すぜ、裏絡みの調べものなら任せとけ
人に言えねー事や知られたくねー事もな