ダンボールハウスの主は言いました。
「この間、おもしろいカードをもらったんだよ。絵柄がとっても綺麗なのっ。
『シマリス書店』さんに、このカードについて載っていて、
引けばどんな事でも、いろんな事が分かるんだって。
すごく面白そうだったから、何冊か解説書も買ってみたんだよっ。
(非常に初心者の気配がする)
それでも、持ち主によっては外れたりもするみたい……
でも、そんな時には魔法の呪文があるって、辻占いをしているおじいさんが教えてくれたの。
「当たるも八卦! 当たらぬも八卦!」
叫んでおけば大丈夫なんだってっ。それでも良ければ占いの勉強も兼ねて、少し占わせてくれないかな?
(テーブルには、絵柄が綺麗なカードが置いてある)
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(端っこに、変なカードが置いてある)
あ、それね。解説書のおまけでついてたのっ。
絵柄が『あんまりにも、へん』だったから、ついカードの方がほしくなっちゃって……
『シマリス書店』さんは何でも売ってるんだねっ。
こっちでも占えるけど……結果もへんだから気をつけてね?
※どちらかお好きなカードをお選びください。綺麗なカードはそれなりに、変なカードはそれっぽい結果がでます。
(覗き込もうとした瞬間、ドアから手だけが半死半生の状態で伸ばされて)
こ、小型扇風機……買いそびれちゃったよ……
今からでも遅くないけれども……お金が……らっp(只今の言葉は事情により伏せさせて頂きました)
はっ、人の気配……っ!
(その言葉と共に力尽きていた手をガッと引き下げて、しばらくガサゴソと音がしてから戸が開いて)
あっ、三つ編みのお姉さんっ! あ、暑い…です、ね……っ!
勉強していたら換気忘れちゃって……戸を開けていれば、少しは涼しくなるはず……!
すぐ、程ほどに涼しくなると思うので、そうしたら立ち話もなんですし、な、中へどうぞー……っ
(薄手の私服だが、今にもひっくり返りそうな様子で気合が入っていない様子でへろへろとダンボールハウスの戸を広く開け放ち。背後にある高窓(夏に向けて付けた)も開けてみる。
テーブルの側には、生きる屍になる直前にやっていたらしい、学校の夏休みの宿題が山積みになっている)