ダンボールハウスの主は言いました。
「この間、おもしろいカードをもらったんだよ。絵柄がとっても綺麗なのっ。
『シマリス書店』さんに、このカードについて載っていて、
引けばどんな事でも、いろんな事が分かるんだって。
すごく面白そうだったから、何冊か解説書も買ってみたんだよっ。
(非常に初心者の気配がする)
それでも、持ち主によっては外れたりもするみたい……
でも、そんな時には魔法の呪文があるって、辻占いをしているおじいさんが教えてくれたの。
「当たるも八卦! 当たらぬも八卦!」
叫んでおけば大丈夫なんだってっ。それでも良ければ占いの勉強も兼ねて、少し占わせてくれないかな?
(テーブルには、絵柄が綺麗なカードが置いてある)
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(端っこに、変なカードが置いてある)
あ、それね。解説書のおまけでついてたのっ。
絵柄が『あんまりにも、へん』だったから、ついカードの方がほしくなっちゃって……
『シマリス書店』さんは何でも売ってるんだねっ。
こっちでも占えるけど……結果もへんだから気をつけてね?
※どちらかお好きなカードをお選びください。綺麗なカードはそれなりに、変なカードはそれっぽい結果がでます。
うんっ!改めてよろしくお願いしますっ(ぺこりとおじぎ)
ヘンなカードの方はねぇ。丁度、将来とかについて占った時に「じゃあ、当面何すればいいんだよ!」って場合のアドバイスに使えるんだよ~。本当にちょっとヘンだけど息抜きになるよ。最近、両方使う事もあるから見ていくかな?
将来の職業と将来か~。1つだけお約束してもらえると嬉しいんだよっ。
ここで──もし、「えー、何かイメージしていたのと違う~」とか「もっと明るい未来が良かった~っ」とか希望に適わないものが出たら、その占い内容は『直ぐに忘れてしまう事!!』
まだ小学三年生の未来なら、目指しているだけで明るいんだよっ。
目指しているだけで、諦めないだけで望みどおりの自分になれちゃうんだよっ。
だからこれは、約束ねっ(満面の笑顔を相手に向けて)
まずは、どんな職業が向いているか……むむむ……(いつも通りなのに無駄に気合を込めて)
──うん、やっぱり若いからどんな職業にでも可能性が向いているねぇ。
保父さんにも、ベンチャー企業にも向いているようなマルチ加減があるから、目指せば好きな職業に就けるよ。
ただ……法や権力にギチギチしたものがあるのは避けた方が無難だね。確かに未来的には職業には就けるかもしれないけれども……向いてない(小声でポツリと)
やりたい職業に就ければやる気だけで突っ切れるくらいに元気で溢れるから、将来的にも明るいんだけれども、試しに一つ引いてみるねっ。
……うん、今まで気にした事もなかったのに、占いたくなるような大きな事柄があってここに来たけれども……それでも、由貴くんの過去も未来も明るいよ。
ただ、将来だけはきちんと「分からない」って出ているよ。先が見えない運も大きく左右するし、可能性がたくさんある証だね(「運命の輪」というカードを指し示して)
望みがあるなら、一つ目標を定める事。
それと、本人凄く輝いて見えて、周りからも、夢を目指すって点では成長したら凄いんじゃないかって思われるけれども……
ひとって全員がそうであるように、
『目標を持つと、夢って凄く重たくて投げ出したくなるときがある』って出ているけれども──でも、それさえ乗り越えれば、月並みだけれども、はっきり出ているよ。
【将来、つらい事を乗り越えれば、目標にした職業には必ずなれる】って。
大人になる事が辛いのは当たり前な事だから、その職業になれる事を将来の一区切りで見た場合だねっ。