ダンボールハウスの主は言いました。
「この間、おもしろいカードをもらったんだよ。絵柄がとっても綺麗なのっ。
『シマリス書店』さんに、このカードについて載っていて、
引けばどんな事でも、いろんな事が分かるんだって。
すごく面白そうだったから、何冊か解説書も買ってみたんだよっ。
(非常に初心者の気配がする)
それでも、持ち主によっては外れたりもするみたい……
でも、そんな時には魔法の呪文があるって、辻占いをしているおじいさんが教えてくれたの。
「当たるも八卦! 当たらぬも八卦!」
叫んでおけば大丈夫なんだってっ。それでも良ければ占いの勉強も兼ねて、少し占わせてくれないかな?
(テーブルには、絵柄が綺麗なカードが置いてある)
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(端っこに、変なカードが置いてある)
あ、それね。解説書のおまけでついてたのっ。
絵柄が『あんまりにも、へん』だったから、ついカードの方がほしくなっちゃって……
『シマリス書店』さんは何でも売ってるんだねっ。
こっちでも占えるけど……結果もへんだから気をつけてね?
※どちらかお好きなカードをお選びください。綺麗なカードはそれなりに、変なカードはそれっぽい結果がでます。
(体調不良で返信が遅れてしまい申し訳ありません!)
(真剣な表情で話を聞いて、ふぅー、と息を吐いて)
そっかぁ……そっかぁ……。
なんだろう、父のその本音に笑いがこみ上げてくる……。
思った以上に大学受験放棄は効いていたんだねぇ。
その上で祖父母に頼ってもいい、と。
ただの甘えかなって思ってたんだけど、もう少し頼ってみよう、かな。
まずは私がこれからもずっと寝子島にいたいって意思を伝えることからだね。
遺言状の件も了解。
おじいちゃんなら皆まで言わなくてもやってくれそう。
自力で戻ってくる、か。
グループで働く他の人達の事を考えてしまって、「思い切ったこと」をしづらかったんだけど
私がいなくても……いないほうが安定するなら私も安心した。
目的の為に手段を選ばなければ、大切なものがどんどん手に入る――なるほど、うん。
(噛みしめるように茉菜さんの言葉を繰り返して)
ありがとう、勇気と元気が出たよ!
おじいちゃんたちにしっかりと自分の意志を伝えて、それで頼ってみる。
まずはそれからだね。
進むべき道が見えてきた気がする。うん。
本当にありがとう。
話を聞いてくれたのも嬉しかったし、占いとアドバイスも凄い助かりました。
あっ、そうだ。
(小さめの紙袋を取り出して)
これ、よかったらお礼にもらってくれないかな?
手作りだからクオリティはそんなに高くないんだけど……お礼の気持として。
(可愛らしい手作りのポーチやバッグ、ビーズアクセサリやレジンアクセサリなどを取り出して)
興味のあるものがなかったら、誰かお友達にでもプレゼントして……!