ダンボールハウスの主は言いました。
「この間、おもしろいカードをもらったんだよ。絵柄がとっても綺麗なのっ。
『シマリス書店』さんに、このカードについて載っていて、
引けばどんな事でも、いろんな事が分かるんだって。
すごく面白そうだったから、何冊か解説書も買ってみたんだよっ。
(非常に初心者の気配がする)
それでも、持ち主によっては外れたりもするみたい……
でも、そんな時には魔法の呪文があるって、辻占いをしているおじいさんが教えてくれたの。
「当たるも八卦! 当たらぬも八卦!」
叫んでおけば大丈夫なんだってっ。それでも良ければ占いの勉強も兼ねて、少し占わせてくれないかな?
(テーブルには、絵柄が綺麗なカードが置いてある)
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(端っこに、変なカードが置いてある)
あ、それね。解説書のおまけでついてたのっ。
絵柄が『あんまりにも、へん』だったから、ついカードの方がほしくなっちゃって……
『シマリス書店』さんは何でも売ってるんだねっ。
こっちでも占えるけど……結果もへんだから気をつけてね?
※どちらかお好きなカードをお選びください。綺麗なカードはそれなりに、変なカードはそれっぽい結果がでます。
それで、ふと気になって、倉前先輩にとって、その『白い薔薇が表紙の本』というのがどのようなものか拝見してみたのですが……
……先輩にとっては、それは過去に感銘と温かさを受けた、とても大事な本だったけれども、現在では、もう本当に過去の遺物に近い状態となっています。
現状では、大事かも知れないから内容は思い出さなければならないと思うものの、
その思い出せない本の『大切な内容は全て』無意識的に、倉前先輩の『考え方や思考にしっかりと残っている』ので、改めて思い出す為に、無理をする必要はないんじゃないか、と。
本の内容まで思い出す事も不可能ではないけれども、時間が掛かった上に苦労するので結構苦しく、効率が悪いのではないかと出ています。
何しろ本の中身は、無意識だけれども倉前先輩の中にしっかりと残っている、とあるので……。
こちらについては、しばらくは、忘れようとしても、ふと脳裏にその本の存在が根強く浮かび上がるかも知れないのですが、それを気にせず、自分にとって楽しい事をして遊んでいるうちに、その思いからもすっきりすると出ています。
そんな感じで出ました!
……大切だけれども、思い出さなくても良いって複雑な感じですね……。
ただ、選択肢的にはどちらを取っても致命的な問題は無いと出ています。少し、ほっとしました(長く息をつきながら)