ダンボールハウスの主は言いました。
「この間、おもしろいカードをもらったんだよ。絵柄がとっても綺麗なのっ。
『シマリス書店』さんに、このカードについて載っていて、
引けばどんな事でも、いろんな事が分かるんだって。
すごく面白そうだったから、何冊か解説書も買ってみたんだよっ。
(非常に初心者の気配がする)
それでも、持ち主によっては外れたりもするみたい……
でも、そんな時には魔法の呪文があるって、辻占いをしているおじいさんが教えてくれたの。
「当たるも八卦! 当たらぬも八卦!」
叫んでおけば大丈夫なんだってっ。それでも良ければ占いの勉強も兼ねて、少し占わせてくれないかな?
(テーブルには、絵柄が綺麗なカードが置いてある)
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(端っこに、変なカードが置いてある)
あ、それね。解説書のおまけでついてたのっ。
絵柄が『あんまりにも、へん』だったから、ついカードの方がほしくなっちゃって……
『シマリス書店』さんは何でも売ってるんだねっ。
こっちでも占えるけど……結果もへんだから気をつけてね?
※どちらかお好きなカードをお選びください。綺麗なカードはそれなりに、変なカードはそれっぽい結果がでます。
はいっ!戦ってきましたっ!! そして勝利を掴んで!!(ガッツポーズ。しかし、その虫の残骸がどうなったかを知るものはいない)
それは……うん、むつかしいですね……
「本当なのか」がまず当てものになってしまうし、嘘だった場合はロザリーさんとロザリーさんのお兄さんに本当に申し訳ないことをしてしまうし……
本当だった場合は、ロザリーさんが本当に悲しいと思うんです。だから、(何かを探すように綺麗な方のカードをぱらぱらめくってから)
きっと最悪だと思える状況──ロザリーさんのお兄さんが、本当にロザリーさんをお嫌いだって言っていた場合に絞って占ってみようと思うんです。
(テーブルに散らばったカードには偶然、過去の『抑圧と強迫観念』・現状の『統合』・未来の『選択』の大アルカナが3枚)
(綺麗な方のカードを取り纏め直して、3枚)
うん、まずは『真実と向き合う信念を持つこと』が大事って出ていますね。
やはり大前提で、
その言葉が、どの状況で、いつ言われたのか思い出すこと、いっそロザリーさんのお兄さんに聞いてしまっても良い位に、事実かどうかを確認する事が大事だって出てます。
その上で、それが真実だと判明した時には──ロザリーさんは、初めてそれを「はっきりとした『現実の事実』として切り捨ててしまえる」と出ています。ロザリーさんは頭の良い方ですから、それが現実だった場合に、割り切るのにそんなに時間は掛からないってカードには出ていますっ。
後に続くのは、傷ついた部分を埋めるかのように温かな心を持てる未来。
その事実が、本当であった場合。ロザリーさん、きっと傷つくと思うんです。
でも、傷ついたからこそ、他の人に対しても、自分に対しても、改めてずっとはっきり優しくなれるって出ています。
……お兄さんに、直接、確認してみても良いかも知れません。
もし、本当に嫌われてしまっているのだとしたら──きっとそれを割り切った時、今よりもっと幸せになれるって出ています。
必要なのは、『確認』と『理知的に現実として、受け入れる事』これだけです。
もし、確認の時に、声音もぎこちなさも偽りもなく「そんな事ないよ」って言ってもらえたら、純粋に待てば良いんだと思います。
大事なのは……まず、ロザリーさんが事実どうだったのかを確認する事だと思いますっ。ファイトーっ!