それなりの人数が入れる空間だ
話し合いにでも使ってくれればいいんじゃないか?
>クロウディア殿
感覚的にか…かんがえ(ここで言葉を止めて)…いや、善処するぞよ
(わらわが感覚的に動いたらどうなるのであろうか…わらわの中に潜む強大でそれでいて他人を省みない暴力の固まりの影…そちらが動くのであろうか?)
(わらわは無意識にそれを抑え込んでいる…だから、常に考えて行動をしなくてはならない…表であっても裏であっても…難儀じゃな…)(少しだけ吐息を零しながら)
>もも殿
…ふむ、前に屋上で聞いた夢はその事であったか…
…確かに死傷者も出ている事件じゃぞよ
ただ、わらわ達、寝子高生徒よりも人質になった者の方がよっぽど恐怖や悲しみを抱えておるやも知れぬ
…人知れず悲しい事が起こる。それはいずれ誰かに知られる事になるやも知れぬが永遠に闇に葬られる事もある
…もも殿は純粋じゃのう。人が傷つく事が辛く、悲しいとは…
>陛下
ダークヒーロー気取り、か…まぁ、そうかも知れぬのう
ただ、それはわらわを敵とみなした存在にのみにだけ見せるだけじゃよ
それにここにいる理由は…これじゃな(この場でいつも持っている「大一大万大吉」の印が書かれたピコハンを見せながら)
「大一大万大吉」、「一人が万民の為、万民が一人の為に尽くせば、天下の人々は幸福となれる」と言う意味じゃ
わらわは、基本的にこの信念に基いて行動をしておる。わらわの力が必要となれば皆の為に動く
この地下帝国でも学生支援部でもそうじゃ。わらわの力が必要となれば、それを思う存分使って欲しいだけじゃぞよ
陛下個人の思想がそうであったとしても、わらわには関係無い。猫鳴館も地下帝国民も、そして学生支援部のわらわの『友達』であり『仲間』じゃとて。協力するのは当然じゃろう?(よっぽど、この信念が根強く心の中にあるのか、僅かに胸を張りながら)
それに陛下とはわらわが猫鳴館に遊びに来た頃からの知り合いじゃし、小淋殿も体験入学からの知り合いじゃしのう
(…しかし、その「一人が万民の為」で無理をしているのかも知れぬのう…恐らく)(そんな事を同時に考えながら)